フォシーガは糖尿病の治療薬なので糖尿病(血糖値)を改善させる事も含め ..
『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版(2019年改訂)』6)では、無症候性高尿酸血症であっても、合併症があれば血清尿酸値8.0mg/dL以上から、合併症がない場合は9.0mg/dL以上から薬物治療を開始し、痛風関節炎をくり返したり痛風結節がある場合の治療目標としては血清尿酸値6.0mg/dL以下が推奨されている。
血圧や尿酸値だけでなく、ここ数年で血糖値も高くなってしまって…。運動 ..
2型糖尿病を対象としたSGLT2阻害薬の臨床試験では各薬剤投与群で対照に比べ有意な血清尿酸値の低下が観察されたが、62本のRCT(34,941名)によるメタ解析ではSGLT2阻害薬による血清尿酸値の低下は平均-0.634mg/dLであった4)。
皆さんはルセフィやフォシーガというお薬の名前を聞いたことがありますか?これらのお薬は、SGLT2阻害薬に分類される薬で、2型糖尿病の治療薬として使われています。
皆さんはルセフィやフォシーガというお薬の名前を聞いたことがありますか?これら ..
※SGLT-2阻害薬のうち体重減少効果が最も高いのがカナグルであるため、当クリニックの医療ダイエット外来においてカナグルを採用しています。
一方、たとえば糖尿病性腎症合併高尿酸血症患者を対象としたETUDE試験では、トピロキソスタット24週間の投与によって、低用量(40mg/日)群で-1.5 ± 0.26mg/ dL、高用量(160mg/日)群では-3.3 ± 0.26mg/ dLと、血清尿酸値の有意でかつ著明な低下が得られている7)。
尿酸値とは?高すぎても低すぎてもさまざまなリスクあり!わかりやすく解説.
※カナグル(成分名:カナグリフロジン)は2型糖尿病だけでなく、『2型糖尿病を合併する慢性腎臓病』へも保険適応があります。
薬害オンブズパーソンの皆さんや東京地検の検事さんには耳寄りなお知らせです。糖尿病治療薬としては売れないから、主たる効能効果を心不全に切り替えるという販売戦略ですが、効能効果取得には時間がかかるから、その間、適応外使用で売りまくろうという作戦です。
被疑者 じゃなかった、この院長先生は、「欠点のない理想的な利尿薬になっている」と言うのは「可能性について言及した」だけだから、「不適正使用のプロモーションには当たらないし誇大広告でもない」と言うのでしょうが、そんなもん、法廷で言ってくれって言えばいいことですよね?
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( 日刊薬業2016年10月11日 )
労働者健康安全機構旭労災病院の木村玄次郎病院長は9日、札幌市で開かれた日本心不全学会の学術集会で、糖尿病治療薬であるSGLT-2阻害薬の心不全治療薬としての可能性について言及した。作用機序やこれまでの臨床試験のエビデンスから、SGLT-2阻害薬を「欠点のない理想的な利尿薬になっていると考えられる」と説明した。
木村氏はSGLT-2阻害薬の作用機序について、近位尿細管で直接的にグルコースとナトリウム(Na)の血液側への共輸送を阻害し、その結果、クロール(Cl)の管腔内濃度が徐々に低下することで、低Cl濃度の溶液が移行したヘンレ係蹄(尿細管の一部)でもNaの再吸収が抑制されると考察。非特異的な間接作用として、ループ利尿薬のような再吸収抑制効果を発揮するとの見解を示した。
臨床面からはこれまでのSGLT-2阻害薬のメタ解析データを用い、低用量サイアザイド系利尿薬と同等の利尿と降圧の作用(ループ利尿薬の8分の1程度の作用)が得られると指摘。低用量利尿薬はACE阻害薬やβ遮断薬、Ca拮抗薬に比べ、うっ血性心不全などに有用であるとする報告も紹介した。
その上でSGLT-2阻害薬の利用薬としての利点として、▽糖代謝を明らかに改善させる▽血清Kを全く低下させない▽血清尿酸値を低下させる▽心拍数を増加させない―を提示。「これまでの利尿薬の欠点だった全てをSGLT-2阻害薬は打ち消している」と評価した。
また「ジャディアンス」のEMPA-REG OUTCOME試験の心不全サブ解析からは、RAS抑制薬やβ遮断薬といった心不全基礎薬にSGLT-2阻害薬を上乗せした群や、利尿薬は未使用でSGLT-2阻害薬を投与した群で、より予後改善効果が得られていたと解説。木村氏は「SGLT-2阻害薬の心不全予後改善効果は、明らかに利尿薬の代替作用として起きている」と述べた。
慢性心不全を対象としたSGLT-2阻害薬の臨床試験に関しては、独ベーリンガーインゲルハイムと米イーライリリーがジャディアンスで実施すると発表。英アストラゼネカも2型糖尿病の罹患の有無にかかわらず、「フォシーガ」の有用性を評価する国際臨床第3相後期試験を始めることを明らかにしている。
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糖尿病の薬なのに腎臓を守る?SGLT2阻害薬の腎保護作用について
SGLT2阻害薬による血清尿酸値の低下作用は紛れもない事実である。しかし、実臨床において、目標とする十分な尿酸値低下作用を得られるかどうかは大きな疑問である。また、SGLT2阻害薬はCKD合併糖尿病患者において腎保護の観点からは推奨されるが、CKDステージG4以降に該当するような高度腎機能低下例では尿糖排泄も低下するため、尿中尿酸排泄増加も期待できず、理論的には尿酸値低下作用も減弱する点にも留意されたい。
高尿酸血症の治療においては、病態に応じて十分な血清尿酸値低下作用の得られる尿酸降下薬を使用することで、治療目標到達をはじめとする臨床ニーズが充足されると考えられる。
その結果、「SGLT2阻害薬はCKD患者の血清尿酸値を有意に下げ、有害 ..
フォシーガに限らずSGLT-2阻害薬服用に関する注意点は以下のものが挙げられます。
Wさんに処方されたダパグリフロジンプロピレングリコール水和物(商品名フォシーガ) ..
※フォシーガ(成分名:ダパグリフロジン)は『糖尿病のない慢性腎臓病』だけでなく『慢性心不全』の治療薬としても保険適応がなされています(2020年11月に慢性心不全への保険適応承認)。
CKDステージ3への尿酸降下薬、尿酸値6未満達成でCKD進展抑制か
References
1) 坊内良太郎,他.糖尿病.2022;65:419-34.
2) American Diabetes Association Professional Practice Committee.Diabetes Care.2022;45:S125-43.
3) Nair S,et al.J CIin Endocrinol Metab.2010;95:34-42.
4) Zhao Y,et al.Diabetes Obes Metab.2018;20:458-62.
5) Chino Y,et al.Biopharm Drug Dispos.2014;35:391-404.
6) 日本痛風・核酸代謝学会ガイドライン改訂委員会(編).高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版(2019年改訂).東京:診断と治療社;2018.
7) Mizukoshi T,et al.Nephrology (Carlton).2018;23:1023-30.
臨床試験でも尿酸値の低下が確認されています。 尿酸とグルコースの両者を ..
本記事では、ルセフィやフォシーガといったSGLT2阻害薬の服用方法、副作用、処方してもらう方法などについて詳しく解説します。
フォシーガ(SGLT2阻害薬)ってどんなお薬? 効果・効能、副作用
日本では下記のSGLT-2阻害薬が保険承認され処方可能となっております。
SGLT-2阻害薬はいずれも基本は糖尿病の治療薬です。
フォシーガ錠10mg(小野薬品工業株式会社)の基本情報・副作用
SGLT2阻害薬は2型糖尿病の治療薬として研究開発された薬で、保険診療上も、2型糖尿病の治療薬として適応を受けています。
服用方法 | フォシーガ錠 | ONO MEDICAL NAVI 一般・患者さん向け
SGLT2というのは腎臓にある膜タンパク質(細胞などの膜の中にあるタンパク質)のことで、糖が尿へ逃げてしまわないようにする働きを持っています。そして、ルセフィやフォシーガをはじめとするSGLT2阻害薬はSGLT2の作用を抑制することで腎臓で糖が再吸収されることを防ぎ、余分な糖が尿中に排泄されるのを促すという働きがあるお薬です。
SGLT2阻害薬は併存疾患合併症例へのエビデンスが蓄積されつつある
〈2型糖尿病〉
通常、成人にはダパグリフロジンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら10mg1日1回に増量することができる。〈1型糖尿病〉
インスリン製剤との併用において、通常、成人にはダパグリフロジンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら10mg1日1回に増量することができる。〈慢性心不全、慢性腎臓病〉
通常、成人にはダパグリフロジンとして10mgを1日1回経口投与する。(用法及び用量に関連する注意)
7.1.〈1型糖尿病〉本剤はインスリン製剤の代替薬ではないため、インスリン製剤の投与を中止すると急激な高血糖やケトアシドーシスが起こるおそれがあるので、本剤の投与にあたってはインスリン製剤を中止しないこと〔8.6、11.1.4参照〕。7.2.〈1型糖尿病〉本剤とインスリン製剤の併用にあたっては、低血糖リスクを軽減するためにインスリン製剤の減量を検討すること(ただし、過度な減量はケトアシドーシスのリスクを高めるので注意すること)、なお、臨床試験では、インスリン製剤の1日投与量の減量は20%以内とすることが推奨された〔8.6、11.1.1、11.1.4、17.1.2参照〕。
7.3.〈慢性心不全、慢性腎臓病〉1型糖尿病を合併する慢性心不全、1型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者では、糖尿病治療に精通した医師あるいはその指導のもとで、適切な対応が行える管理下で5mg1日1回から投与を開始し、また、経過を十分に観察しながらインスリン量を調整した後、10mg1日1回に増量すること(5mg1日1回では慢性心不全及び慢性腎臓病に対する有効性は確認されていない)〔7.1、7.2、8.6、9.1.4、11.1.4参照〕。
SGLT2阻害薬 安全に使ってその有効性を最大限維持させましょう
フォシーガは糖尿病の治療薬なので糖尿病(血糖値)を改善させる事も含めて以下の作用が期待出来ます。
SGLT2阻害薬とは?医師が解説します。 | CLINIC FOR
SGLT2阻害薬(内服薬)は1日1回1錠服用します。飲み忘れのないように自分で飲む時間を決めて毎日その時間に飲むのが良いでしょう。
3ヶ月間の血糖値の指標であるHbA1cを0.6~1.2%低下させる ..
(禁忌)
2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は糖尿病性前昏睡の患者[輸液、インスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない]。
2.3.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[糖尿病を有する患者ではインスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない]。(重要な基本的注意)
8.1.本剤の使用にあたっては、患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること〔9.1.3、11.1.1参照〕。8.2.本剤投与中に、血清クレアチニン上昇又はeGFR低下がみられることがあるので、腎機能を定期的に検査すること。腎機能障害のある患者では経過を十分に観察し、特に重度腎機能障害患者に本剤を投与する際には、腎機能障害悪化に注意すること。糖尿病の血糖コントロール改善を目的として使用している患者においては、継続的にeGFR45mL/min/1.73㎡未満に低下した場合は投与の中止を検討すること〔5.1、5.2、5.6、9.2.1、9.2.2、17.1.1参照〕。
8.3.本剤の利尿作用により多尿・頻尿がみられることがあり、また、体液量が減少することがあるので観察を十分に行い、適度な水分補給を行うよう指導すること。特に体液量減少を起こしやすい患者(高齢者、腎機能障害のある患者、利尿剤併用患者等)においては、脱水や糖尿病ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意すること〔9.1.1、9.2.2、9.8高齢者の項、10.2、11.1.3、11.1.4参照〕。8.4.糖尿病の血糖コントロール改善を目的として使用する場合は、本剤投与中は、血糖を定期的に検査するとともに、経過を十分に観察し、常に投与継続の必要性について注意を払うこと(本剤を3ヵ月投与しても効果が不十分な場合、より適切と考えられる治療を考慮すること)。
8.5.尿路感染及び性器感染を起こし、腎盂腎炎、外陰部壊死性筋膜炎及び会陰部壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)、敗血症等の重篤な感染症に至ることがある。尿路感染及び性器感染の症状及びその対処方法について患者に説明すること〔9.1.2、11.1.2参照〕。8.6.本剤の作用機序である尿中グルコース排泄促進作用により、血糖コントロールが良好であっても脂肪酸代謝が亢進し、ケトーシスがあらわれ、ケトアシドーシスに至ることがある。著しい血糖の上昇を伴わない場合があるため、次の点に留意すること〔7.1、7.2、11.1.4参照〕。
8.6.1.悪心・嘔吐、食欲減退、腹痛、過度な口渇、倦怠感、呼吸困難、意識障害等の症状が認められた場合には、血中又は尿中ケトン体測定を含む検査を実施し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。8.6.2.特に、1型糖尿病の患者、インスリン分泌能低下、インスリン製剤減量やインスリン製剤中止、過度な糖質摂取制限、食事摂取不良、感染症、脱水を伴う場合にはケトアシドーシスを発現しやすいので、観察を十分に行うこと。
8.6.3.患者に対し、次の点を指導すること。・ケトアシドーシスの症状(悪心・嘔吐、食欲減退、腹痛、過度な口渇、倦怠感、呼吸困難、意識障害等)を指導すること。
・ケトアシドーシスの症状が認められた場合には直ちに医療機関を受診することを指導すること。・血糖値が高値でなくともケトアシドーシスが発現しうることを指導すること。
前記3点に加えて、特に、1型糖尿病患者に対しては、ケトアシドーシス発現のリスクが高いことも説明すること。8.7.排尿困難、無尿、乏尿あるいは尿閉の症状を呈する患者においては、排尿困難、無尿、乏尿あるいは尿閉の治療を優先するとともに他剤での治療を考慮すること。
8.8.本剤投与による体重減少が報告されているため、過度の体重減少に注意すること。8.9.低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときは注意すること〔11.1.1参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1.脱水を起こしやすい患者(血糖コントロールが極めて不良の糖尿病患者、高齢者、利尿剤併用患者等):本剤の利尿作用により脱水を起こすおそれがある〔8.3、10.2、11.1.3参照〕。9.1.2.尿路感染、性器感染のある患者:症状を悪化させるおそれがある〔8.5、11.1.2参照〕。
9.1.3.低血糖を起こすおそれのある次の患者又は状態〔8.1、11.1.1参照〕。・脳下垂体機能不全又は副腎機能不全を有する患者。
・栄養不良状態。・飢餓状態。
・不規則な食事摂取。・食事摂取量不足又は衰弱状態の患者。
・激しい筋肉運動を行う患者。・過度のアルコール摂取者。
9.1.4.1型糖尿病を合併する慢性心不全患者及び慢性腎臓病患者:ケトアシドーシスを起こすおそれがある(1型糖尿病を合併する慢性心不全患者及び1型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者を対象とした臨床試験は実施していない)〔7.3、8.6参照〕。(腎機能障害患者)
9.2.1.重度の腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者〈1型糖尿病、2型糖尿病〉糖尿病で重度腎機能障害患者又は糖尿病で透析中の末期腎不全患者:血糖コントロール改善を目的として投与しないこと(本剤の血糖降下作用が期待できない)。
〈慢性心不全〉慢性心不全で重度腎機能障害患者又は慢性心不全で透析中の末期腎不全患者:投与の必要性を慎重に判断すること(本剤では腎機能低下に伴う血中濃度の上昇が報告されており、本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがある)、また、eGFRが25mL/min/1.73㎡未満あるいは末期腎不全の患者を対象とした臨床試験は実施していない。〈慢性腎臓病〉慢性腎臓病でeGFRが25mL/min/1.73㎡未満の患者では、投与の必要性を慎重に判断すること(eGFRが25mL/min/1.73㎡未満の患者では、本剤の腎保護作用が十分に得られない可能性があり、また、本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがある)、eGFRが25mL/min/1.73㎡未満の患者を対象とした臨床試験は実施していない。
〔5.1、5.6、8.2、16.6.1参照〕。9.2.2.〈1型糖尿病、2型糖尿病〉糖尿病で中等度腎機能障害患者:投与の必要性を慎重に判断すること(本剤の糖排泄効果は腎機能に依存するため、継続的にeGFRが45mL/min/1.73㎡未満に低下した患者では、本剤の効果が十分に得られない可能性がある)〔5.2、8.2、8.3、16.6.1参照〕。
(肝機能障害患者)重度肝機能障害のある患者を対象とした臨床試験は実施していない。
(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には本剤を投与しないで、糖尿病患者ではインスリン製剤等を使用すること(妊娠中の投与に関する安全性は確立されていない。動物実験(ラット)において、ヒトの妊娠中期及び後期にあたる期間の曝露及び生後21日~90日の曝露により、出生仔及び幼若動物に腎盂拡張及び尿細管拡張が認められたとの報告がある。また、本薬の動物実験(ラット)で胎仔への移行が報告されている)。
(授乳婦)授乳しないことが望ましい(ラットで乳汁中への移行が報告されている)。
(小児等)小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)脱水症状(口渇等)の認知が遅れるおそれがある〔8.3、11.1.3参照〕。
(相互作用)本剤は主として、UGT1A9によるグルクロン酸抱合により代謝される〔16.4参照〕。
10.2.併用注意:1).糖尿病用薬:
①.糖尿病用薬(インスリン製剤、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤)〔11.1.1、11.1.4参照〕[低血糖の発現に注意し、特に、インスリン製剤、スルホニルウレア剤又は速効型インスリン分泌促進剤の減量を検討すること(血糖降下作用が相加的に増強するおそれがある)]。②.糖尿病用薬(インスリン製剤)〔11.1.1、11.1.4参照〕[1型糖尿病患者においてインスリン製剤を減量する場合、ケトアシドーシス等のリスクが高まるため、過度の減量に注意すること(血糖降下作用が相加的に増強するおそれがある)]。
③.糖尿病用薬(チアゾリジン系薬剤、ビグアナイド系薬剤、α-グルコシダーゼ阻害剤、DPP-4阻害剤、GLP-1受容体作動薬等)〔11.1.1、11.1.4参照〕[低血糖の発現に注意すること(血糖降下作用が相加的に増強するおそれがある)]。2).血糖降下作用を増強する薬剤(β遮断薬、サリチル酸剤、モノアミン酸化酵素阻害剤等)[併用時は血糖コントロールに注意し、血糖値、その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること(血糖降下作用が増強される)]。
3).血糖降下作用を減弱する薬剤(副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン、アドレナリン等)[併用時は血糖コントロールに注意し、血糖値、その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること(血糖降下作用が減弱される)]。4).利尿薬(ループ利尿薬、サイアザイド系利尿薬等)〔8.3、9.1.1、11.1.3、16.7.2参照〕[必要に応じ利尿薬の用量を調整するなど注意すること(利尿作用が増強される)]。
5).リチウム製剤(炭酸リチウム)[リチウムの作用が減弱されるおそれがある(リチウムの腎排泄を促進することにより、血清リチウム濃度が低下する可能性がある)]。(臨床検査結果に及ぼす影響)
本剤の作用機序により、本剤服用中は尿糖陽性、血清1,5-AG(1,5-アンヒドログルシトール)低値を示す。尿糖及び血清1,5-AGの検査結果は、血糖コントロールの参考とはならないので注意すること。(適用上の注意)
14.1.薬剤交付時の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(その他の注意)15.1.臨床使用に基づく情報
2型糖尿病患者における国内外の臨床試験の併合解析において、全ての悪性腫瘍の発現割合は本剤群と対照群で同様であったが、膀胱癌及び乳癌では本剤群で多い傾向が認められた。しかしながら、投与開始から膀胱癌及び乳癌の診断までが短期間であったことから、いずれの腫瘍においても本剤との因果関係は確立されていない。15.2.非臨床試験に基づく情報
発癌性あるいは変異原性は認められていない。(取扱い上の注意)
瓶又はPTPシートから取り出した後は、高温・高湿を避けること。(保管上の注意)
室温保存。
腎機能障害があまりに進行している場合は使用できないこともありますが、クレアチニン値 ..
フォシーガに限らずSGLT-2阻害薬の作用とは尿細管におけるブドウ糖の再吸収を抑える事で、尿中にブドウ糖を強制的に排泄させるようにする薬剤です。