私個人のお話ですと、私はデュタステリドを内服しながら妊活を行いました。
結論から言うと、フィナステリドは妊活中も服用できます。ただし、いくつか注意しなければいけないことがあります。
デュタステリドやフィナステリドの副作用に性的欲求の減少やEDがあるのです。
ここで1つ整理しておきましょう。AGA治療の有名な服用薬はフィナステリドやデュタステリドです。フィナステリドやデュタステリドは5αリダクターゼの働きを阻害することで、ジヒドロテストステロンの生成を抑制します。5aリダクターゼにはⅠ型とⅡ型 があり、フィナステリドは頭頂部に多く存在するⅡ型を阻害し、デュタステリドは生え際や頭頂部に多く存在するⅠ型とⅡ型を阻害します。
そして女性がこのフィナステリドやデュタステリドフィナステリドを服用して妊娠した場合は胎児に影響すると言われています。妊娠4週~7週までを器官形成期と言います。この期間は特に奇形を引き起こしやすいタイミングとされています。また、この期間だけなく妊娠している・妊娠の可能性がある女性は触れることも禁止されています。フィナステリドやデュタステリドは皮膚からも吸収される可能性があるからです。
フィナステリドとデュタステリドは、AGAを進行させるジヒドロテストステロン(DHT)が作られるのを阻害する薬です。ジヒドロテストステロンを作るのに必要な酵素である5αリダクターゼ(5α還元酵素)の働きを抑えてAGAの進行を食い止めます。
このような場合はデュタステリドでのAGA治療は適さないでしょう。
また,フィナステリド,デュタステリドを服用している患者さんでは,2型糖尿病発症のリスクが高いとの報告も出ています(Incidence of type 2 diabetes mellitus in men receiving steroid 5α-reductase inhibitors: population based cohort study. BMJ 2019; 365:1204).
男性型脱毛(AGA)の治療のためにフィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ,アボルブ)を服用されているかたは,お子さんがお生まれになるまでは中止してください.喫煙と違って,ずっと止めてくださいとお願いしているわけではありません.お子さんを授かられるまでです.幸いなことに,薬は中止すれば,副作用は消失しますので,子作りをすでに始めていても,これからでも,これらの薬を服用しておられるなら,まずは精液検査で精子の状態を確認するべきです.
AGA治療薬のフィナステリドやデュタステリドは、AGAの原因になるDHTを作らせないための薬になります。
フィナステリド・デュタステリドを服用することにより、DHTが減ってAGAの進行を止める仕組みです。
DHTはAGAの他にも「男性器の発育や発達」にも関与しています。
つまり、男の子の体の中からDHTがなくなってしまった場合、男性器の発育が遅れてしまう可能性があります。
もし、妊婦さんがフィナステリドを飲んでしまった場合、胎盤を経由して薬の成分がお子さんに届いて、男性器の発育不全を起こしてしまう恐れがあります。
そのため、妊娠予定がある方はフィナステリドに触れないようにするなど、取り扱いには十分注意が必要です。
では男性は妊活の際に薬を内服してもいいかというと、薬の内服自体は継続 ..
女性にも少量の男性ホルモンは存在しますが、フィナステリドやデュタステリドを服用するとホルモンバランスが大きく乱れてしまうこともあります。
中にはエストロゲンやプロゲステロンなど妊娠に必要な生理周期のサイクルを司る女性ホルモンの分泌にも影響を与えることがあります。
その結果、排卵や子宮内膜の増殖など、妊娠に必要な機能を損なう可能性も考えられます。
また、胎児の生殖器の正常な発達のためには、男児の場合はDHTが必要だからです。
このように女性が服用・触れることは禁忌とされている為、このイメージが強く残り、『男性もAGA治療をしながらの妊活はNG』という印象になってしまったと考えられます。
以上のような男性機能に関する副作用があることから、妊活中は服用の一時休止が検討されることもあります。
本記事では、フィナステリドが妊活や子作りに与える影響をわかりやすくまとめました。男性・女性それぞれの注意点も解説するので、妊娠を希望する方は最後までお読みください。
しかし、AGA治療は自己判断で中止すると、再び薄毛が進行し、元の状態に戻ってしまう病気です。
【まとめ】デュタステリドは胎児奇形に影響はない、ただし副作用に注意! ..
◆妊活に与えるもう1つの影響
フィナステリドやデュタステリドの副作用に性機能障害・勃起機能不全が挙げられています。
この副作用が妊活に影響を及ぼすのでは?と心配されている方もいらっしゃるでしょう。この副作用が起こる原因としてフィナステリドやデュタステリドの薬剤の効果でもある「テストステロンの減少」や「思い込み」などの憶測の可能性もあると考えらえていますが、今のところ全ては解明されていません。またこの副作用の発現率は0.7~1.1%ほどとも言われているので、気になる方は、クリニックにご相談してみて下さい。クリニックによってはバイアグラなどのED薬を処方してくれます。
【AGA・薄毛治療薬】フィナステリドからデュタステリドへの切り替えで注意点はある? ..
フィナステリドには、EDや性欲の低下といった男性機能が低下する副作用が起こる可能性があります。
およそ1%と低い可能性ではありますが、症状が強く妊活の妨げになってしまうような場合には、休薬するかED治療薬を併用してみると良いでしょう。
AGA治療薬とED薬は併用しても問題ありませんので、ご安心ください。
私個人のお話ですと、私はデュタステリドを内服しながら妊活を行いました。 ..
髪の毛は成長期、退行期、休止期というヘアサイクルをくり返すことで生えたり抜けたりしています。髪の毛が太く長く伸びていく成長期は通常なら4~6年ほどありますが、AGAを発症している方ではわずか数ヶ月ほどしかありません。ミノキシジルは、この短くなった成長期を元に戻すことで発毛を促します。
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冒頭に話したように、AGA治療と言えばフィナステリドやデュタステリドの内服薬が代表的ですよね。これまでお話で妊娠・妊活への影響を分かっていただけたかと思いますが、それでもやはり気になる…という方もいらっしゃると思います。
特に男性(夫)は内服薬を続けたいと思っていても、女性(妻)からやめて欲しいと言われるパターンが多いです。内服薬は継続して飲み続けることで効果が維持・発揮する為、やめたくないな…とTOMクリニックにご相談に来られる方が増えています。
また、不妊症の原因が男性不妊の場合は内服薬の服用を相談・検討するようにしましょう。この場合は少しでも正常な精子が必要な場合も多いためです。
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追:男性型脱毛(AGA)の発毛促進のためにフィナステリド,デュタステリドに加えてミノキシジルが処方されていることがありますが,不妊への影響はないようです.ミノキシジルは血圧を下げる薬(降圧薬)として開発されましたが,副作用として体毛の増加があり,そちらが注目されることになった薬剤です(バイアグラも降圧薬として開発されたものの,副作用で勃起があり,EDの治療に使われるようになったのでよく似ています).ただ内服すると血圧がかなり激しく下がることがあり,男性型脱毛には塗り薬(リアップですね)として使用され,内服薬は日本では未承認です.子作り中はフィナステリド,デュタステリドは中止しなければなりませんが,どうしても脱毛が気になるなら,ミノキシジルの外用薬をお使いください.ミノキシジルの内服は,副作用が心配ですので,おすすめしません.
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女性の身体の中にも男性ホルモンは存在し、DHTが作られています。
しかし、フィナステリドやデュタステリドを服用してDHTの合成がストップしてしまうと男児の生殖器は正常な発達ができなくなることも。
フィナステリド・デュタステリドによって生殖器の奇形が生じる可能性が指摘されているのです。
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そんな方にご紹介しているのが、デュタステリドのメソセラピーです。メソセラピーとは頭皮に注入する治療方法です。内服薬と異なり、血液をめぐって全身に運ばれるものではありませんので注射したその周辺組織に効果が期待されます。
フィナステリドが妊活で子供に与える影響について【AGAの悩み】
性欲減退や勃起不全など性機能に関する副作用はフィナステリドやデュタステリドで見られやすい副作用です。これらの副作用を見て「妊活に影響が出るのでは?」と思われた方もいるでしょう。
女性はアボルブを服用できない!薄毛治療で使えるミノキシジルを紹介
ミノキシジルは、血管を拡張させて頭皮の血流を改善する効果を持つAGA治療薬です。
男性だけでなく、女性の脱毛症にも広く使用されています。
ミノキシジルの効果は頭皮の「血管を拡げる」ことであるため、男性ホルモンには影響しません。
もちろん、性機能の低下や精液量の減少などの副作用は引き起こしませんので、妊活への影響はないと考えてよいでしょう。
女性の方は、妊娠が確認できたらミノキシジルの内服薬を含め薄毛治療は一旦ストップになります。
妊活中でもAGA治療は受けられる?妊活中でも可能な治療もご紹介
男性型脱⽑症患者にフィナステリド1mgを1⽇1回6週間経⼝投与した時の精液中への移⾏量は極めて微量(投与量の 0.00076%以下)であった。
フィナステリドは1か月、デュタステリドであれば6か月休薬する必要が。
AGA(男性型脱毛症)の治療を検討する中で、このような疑問や悩みを抱く方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ミノキシジルが妊活中に与える影響やミノキシジル以外のAGA治療薬と妊活との関連性などを詳しく解説します。妊活中でも安全にミノキシジルを使用したいと考えている方は、参考にしてください。
なお、そもそもミノキシジルがどんな薬なのかについては、に詳しく記載しているため、そちらもあわせてご覧ください。
AGA治療が妊活に与える影響を解説|副作用で不妊になるのは本当?
薄毛で悩んでいる方にとって、AGAの治療をいつまで続けていく必要があるのかというのは、非常に気になる点で、患者さんから多く受ける質問の一つです。実際、AGA治療はいつまで続ける必要があるのでしょうか。
妊活中・妊娠中にAGA治療はできる?胎児への危険性について解説
精液から女性の身体に影響を及ぼす薬はほんの一部で、そこにフィナステリドは含まれません。したがって、妊活中もフィナステリドによるAGA治療は継続できます。