GLP-1受容体作動薬の効果を超えるマンジャロという薬剤について


また、マンジャロは世界初のGIP/GLP-1受容体作動薬であることから、長期的な安全性についてはまだ解明されていません。類似のGLP-1受容体作動薬は発売から13年経過しているため、当クリニックのブログ「」でも触れていますが、急性胆道系疾患(胆嚢炎、胆管炎など)のリスクが高まることが報告されています。()


マンジャロは注射薬であり、週1回の投与となるため、消化器系の副作用はリベルサスよりも軽減されることが期待されています。 まとめ

マンジャロ®は、週 1 回投与の持続性の世界初のグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)受容体 及びグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬になります。
糖尿病だけでなく、抗肥満薬としての効果もかなり高く、体重減少効果についてもリベルサスよりも効果が高いとされています。
リベルサスで効き目が弱くなってきた方などにはかなり良い適応です。

体重に関してですが、マンジャロ5 mg群で -7.8 kg、10 mg群で -10.3 kg、15 mg群 で -12.4kg、オゼンピック1mg群で -6.2kgであり、HbA1cと同様にマンジャロ3用量すべてがオゼンピック1mgに対して非劣性と優越性を示した(図4)ことより、体重減少効果に関してもオゼンピック1mgよりマンジャロ5mg以上の方が効果が強いことが分かり、体重に関してもHbA1cと同様にオゼンピック1mgからマンジャロに切り替えることが有効であることが分かります。

話題のGLP1ダイエット(オゼンピック、リベルサス、ビクトーザ、マンジャロなど)について医師の伊勢呂の実体験を伴って解説した動画です。

オゼンピック・リベルサスでも同様の副作用が生じやすかったですが、マンジャロでも同様です。

またGLP-1受容体作動薬については、統計学的な有意差は認められないものの、胆のうがんのリスクが1.43倍、胆管がんのリスクが1.97倍となっている論文があります。そのため、マンジャロの使用にもこのようなリスクが生じる可能性が考えられます。このことから、マンジャロの使用は専門の医師による診察を受け、リスクとベネフィットを検討した上で慎重に行うべきだと考えます。当然ながら、痩身クリニックなどで行われている自費でのダイエットのみを目的とした使用はお勧めできません。

マーチクリニックでは医療ダイエットにて新しい糖尿病治療薬「マンジャロ」をはじめ、リベルサスやルセフィのお取り扱いを開始しました。

マンジャロは非常に効果が高い薬ですが薬価が高いです。
用量に正比例して薬価が上昇する為、高用量を使用する場合にはかなり高額になることがあります。

HbA1cは、マンジャロ5 mg群で -2.09%、10 mg群で -2.37%、15 mg群で -2.46%,オゼンピック群で -1.86%であり、マンジャロ3用量すべてがオゼンピック1mgに対して非劣性と優越性を示した(図3)ことより、血糖低下作用に関して、オゼンピック1mgよりマンジャロ5mg以上の方が効果が強いことが分かり、オゼンピック1mgを使用中に関わらずHbA1cが目標範囲内に収まっていない場合は、オゼンピックからマンジャロに切り替えることが重要であると考えられます。

マンジャロ(GIP/GLP-1 受容体作動薬)のダイエット効果について

1つ以上の有害事象は、マンジャロ5 mg群で 63.6%、10 mg群で 68.7%、15 mg群で 68.9%,オゼンピック群で 64.2%であり、それぞれでほとんど差は認めませんでした。頻度の高かった有害事象は消化器系の事象であり、重症度は主に軽度~中等度でした(マンジャロ群、オゼンピック群それぞれ悪心 17~22%と18%、下痢 13~16%と12%、嘔吐 6~10%と8%)でした(図5)。低血糖(血糖値<54 mg/dL)はマンジャロの投与を受けた患者の 0.6%(5 mg群)、0.2%(10 mg群)、1.7%(15 mg群)と、オゼンピックの投与を受けた患者の 0.4%で報告されました。

マンジャロの副作用は、GLP-1受容体作動薬と同様、吐き気・嘔吐・下痢・便秘などの消化器症状が比較的多く報告されています。トルリシティと比較すると副作用は多いものの、GLP-1受容体作動薬の中で最も効果が高いとされるオゼンピックとは副作用の差がないと報告されています。


リベルサスから注射タイプのオゼンピックやマンジャロに切り替える場合、リベルサスを服用後24時間以上経過後であれば使用可能です。

マンジャロが発売されるまで血糖及び体重減少効果が一番強かったオゼンピック1mgと比較したSURPASS-2試験をご紹介致します。こちらの試験は、投与40週時までのマンジャロ5 mg、10 mg、15 mgを投与する群とオゼンピック1 mgを投与する群で比較しました。

マンジャロ(高い減量効果をもつ糖尿病治療薬)が2023年4月に発売!

リベルサス(一般名:セマグルチド (遺伝子組換え))は2型糖尿病の治療薬として承認されているGLP-1受容体作動薬という種類の薬剤です。GLP-1(Glucagon-like peptide-1)とは、食後に血糖値が上がったときに小腸下部(L細胞)から分泌されるインクレチンと呼ばれるホルモンのひとつで食欲抑制作用を有します。従来、オゼンピック®(セマグルチド)をはじめとしたGLP-1受容体作動薬は注射製剤しかありませんでした。しかし、製薬メーカーの研究の結果、吸収促進剤であるSNAC(サルカプロザートナトリウム)300mgを含有することで、胃でのタンパク質分解酵素からセマグルチドを保護し、吸収を促進して、経口投与が実現、世界初、唯一の経口GLP-1受容体作動薬 リベルサスが誕生しました。

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当院では、GLP-1受容体作動薬を使用したことのない方から、リベルサスやオゼンピックなど既存のGLP-1受容体作動薬を使用している方まで、様々な方にマンジャロを使用していただております。また、当院では学会発表や講演会を通じてマンジャロの有効性や安全性をお伝えしておりますのでマンジャロにご興味がある方はお気軽にご相談ください。

オゼンピック(セマグルチド)とマンジャロ(チルゼパチド)の比較

一方で、マンジャロについては2023年12月現在、心血管イベントの抑制効果や腎保護効果に関する報告はまだありません。ただし、マンジャロは血糖改善と体重改善効果においてGLP-1受容体作動薬を上回ることが示されています。そのため、心血管イベントの抑制効果や腎保護効果がある可能性は高いと考えられます。

infoでは、医薬品、薬物治療に関する情報を配信しています【動画の概要】 オゼンピック(セマグルチド)とマンジャロ ..

そのため、既存のGLP-1受容体作動薬(リベルサス、オゼンピック、ビクトーザ、サクセンダなど)よりも強力な効果を持つとされています。週に1回の注射で効果が持続するため、使いやすいのもメリットです。

糖尿病治療薬マンジャロ_GIPGLP-1受容体作動薬でやせる・ダイエットとは ..

GLP‐1ダイエットをしてみたいけれども「オゼンピックと他の薬との違いがよく分からない」「結局どの薬が効くの?」と疑問を持っていませんか?

infoでは、医薬品、薬物治療に関する情報を配信しています【動画の概要】 2型糖尿病に用いられるオゼンピック皮下注とリベルサス ..

マンジャロは著明な減量効果を併せ持つ薬ですが、あくまで糖尿病治療薬です。

ダイエットの新薬【マンジャロ】は痩せる?効果と副作用、注意点を解説

また、日本ではマンジャロの高用量が入手困難な状況が続いています。特に10 mg以上の製剤は希少で、ほとんど流通していません。この問題の背景には、海外での急激な需要増加があります。特にアメリカではマンジャロの薬価が高いことと、低用量と高用量で同じ価格であるため、10 mg以上の高用量はアメリカに優先的に供給される傾向があります。

GLP-1ダイエットの違いは?注射と飲み薬はどっちが痩せるの?

リベルサス(一般名:セマグルチド)は、2型糖尿病の治療に使われる薬です。錠剤として服用できることが大きな特徴です。インスリンの分泌を促進し、食欲を抑える効果があります。

投与後は血糖値の変動(高血糖、低血糖)を含め、十分な経過観察をお願いいたします。 [略語].

オゼンピックを検討する際は、正しい情報を知るだけでなく、他の薬との違いも知った上で選ぶことが重要です。

マンジャロの方が吐き気は感じにくいか?大阪の美容皮膚科医が解説

マンジャロは週に1回の皮下注射を行います。この薬は1週間効果が持続するため、朝昼晩いつでも注射できます。食事のタイミングも気にする必要はありません。注射を忘れないように、毎週同じ曜日に投与しましょう。

10mgアテオス · (販売元:田辺三菱製薬㈱) ; リベルサス®錠 3mg

マンジャロはGIP/GLP-1受容体作動薬というタイプの2型糖尿病の新薬です。
マンジャロのダイエット効果についての詳細は「」をご覧ください。

[PDF] GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1 受容体作動薬の適正使用について

この記事では、オゼンピックの効果・特徴や他のGLP⁻1ダイエット薬との違い、どの薬が 効果的なのか、副作用・リスクまで詳しく解説します。

GLP-1(リベルサス)・SGLT2阻害薬(カナグル)のダイエット

一般的にです。特に18歳など若い時から高度肥満がある方は、なかなか減量が難しい例が多い印象です。本来は減量作用の強いマンジャロを使用したいBMIではありますが、本人の希望でリベルサスで治療し順調に結果を出しています。結果が出ている理由として、が挙げられます。

マンジャロ (日本イーライリリー), マンジャロ皮下注2.5mgアテオス (先発品), 1924円/キット

マンジャロの用法及び用量ですが、通常、成人にはチルゼパチドとして週回を維持用量とし皮下注射します。ただし、週回から開始し、週間投与した後、週回に増量します。なお、状態に応じて適宜増減しますが、週回で効果不十分な場合は、週間以上の間隔でずつ増量でき、最大用量は週回までです。