AGA・FAGA・薄毛治療薬の効果・副作用・服用方法・初期脱毛について
ミノキシジルは、もともと高血圧治療用の血管拡張薬として開発された成分です。
ミノキシジルによる血管の拡張効果は、頭皮の血流にも影響します。後にこの効果が、発毛につながることが分かり、AGA治療薬として転用されました。
ミノキシジルの副作用として、以下のような症状が報告されています。
医療機関を受診すると、脱毛の原因を調べて症状に応じた治療を受けられます。ミノキシジルは壮年性脱毛症以外の脱毛には効果が期待できないため、医師の診断を受けることはとても大切です。
また、ミノキシジルとの併用でより良い効果が期待できるプロペシアやザガーロは、医療機関で処方を受けなければ入手できません。万が一副作用が発生した場合でも、医療機関を受診していれば医師による適切な診察・治療を受けられます。
ミノキシジルにはいろいろな製品がありますが、いずれも保険適用外の薬剤なので全額自己負担となります。当院での薬剤費は以下の表をご参照ください。
ミノキシジルは、このAGA治療において以下2つの大きな効果を発揮します。
また、副作用にも注意が必要で、使用に際しては医師の指導のもとで行うことが推奨されます。
臨床試験結果は、ミノキシジルがAGA治療において有効であることを裏付けていますが、効果には個人差が存在します。
このため、ミノキシジルは継続して使用しないと効果が現れにくいのです。
ミノキシジルの副作用として狭心症などの心疾患の事例も報告されています。狭心症は冠動脈が狭くなり一時的に心筋への血流が不足した状態を指し、胸痛や息切れなどの症状がみられます。これは、ミノキシジルの持つ血管拡張作用に起因して起こるとされていますが、報告数は少なく、起こる可能性は極めて低い副作用です。また狭心症の他には、心筋梗塞や心不全の副作用もごく稀に報告されていますが治療薬との因果関係は明確にされていません。
ミノキシジルの効果は使用を続けることで維持されるため、治療を中止すると、得られた発毛効果は徐々に失われる可能性があります。このため、継続的な使用が推奨されています。
この副作用のリスクを気にしすぎることで、治療を断念することもあります。
ミノキシジルの内服薬は国内で承認されていません。男性型脱毛症に対する治療薬として認可している国もありません。また、ミノキシジルを内服した場合、副作用として全身の多毛や重大な心血管系障害(胸痛、心拍数増加、動悸、息切れ、呼吸困難、うっ血性心不全など)が生じるおそれも指摘されています。
「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」でも、ミノキシジルの内服は有効性・危険性が十分に検証されていないため、使用するべきではないとされています。
そのため、通販サイトなどでミノキシジルの錠剤を購入し、服用することはおすすめできません。
ミノキシジルは、頭皮が清潔な状態で使用すると浸透率が高まるとされています。そのため、洗髪後の使用がおすすめです。
ただし、頭皮や髪の毛に水分が残っていると、ミノキシジルが頭皮にうまく吸収されなくなってしまいます。また、ミノキシジルを塗布したあとに頭皮をマッサージすると、ミノキシジルが手について頭皮に浸透する量が減ってしまうため、効果が減弱するおそれがあります。
したがって、「①洗髪→②頭皮をマッサージして血行を促進→③ドライヤーなどで頭皮をよく乾かす→④ミノキシジルの塗布」というのが理想の順番になります。
ミノキシジルの効果よりも、AGAの進行速度がミノキシジルよりも早い場合、
5%のミノキシジル溶液を使用した場合、数カ月の治療後に顕著な発毛効果が見られることが多いです。臨床試験によると、治療開始から4カ月〜1年でその効果を実感する患者が多いと報告されています。
ミノキシジルとは?内服薬と外服薬の違い、効果と副作用について ..
ミノキシジルの作用には個人差があります。ミノキシジルの作用が現れるまでの期間は、約4~6ヶ月とされています。6ヶ月続けても作用がみられなかった場合は、使用を中止して医師の診察を受けるべきとされています。
ミノキシジルが多くの人に作用がみられるのに作用を実感できないのは、そもそもAGAではない場合があるためです。AGAだと思い込み、ミノキシジルの使用を続けてしまうと、その間に本当の病気が進行する恐れがあります。これは、一度AGAの診断を受けた場合も同様です。
また、無駄に医療費がかさむことにもなるため、見極めが大切です。
ミノキシジルの効果が出るまでの期間|早ければ3ヶ月ほどで効果を実感できる ..
なお、自己判断で量を多くすると思わぬ副作用が現れることもあるので注意が必要です。
ミノキシジルの効果と副作用【女性も使える? やめたらどうなる?】
ミノキシジルを服用すると末梢の血管が拡張するため、そこに多くの血液が流れ、中枢の血液量が減少します。すると、体は血液が足りていないと判断し、血液量を増やそうと反応することで手足や顔にむくみが出る可能性があります。
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ミノキシジルには血液の循環をよくする効果がありますが、さらに、その他の方法と併せることによって、さらにミノキシジルの効果をアップさせることが期待できます。
ミノキシジルは女性が使っても大丈夫? 注意点や副作用を詳しく紹介
ミノキシジルを使用したAGA(男性型脱毛症)治療の臨床試験では、多くの患者において髪の毛の密度が増加し、薄毛の進行が遅延する効果が確認されています。
ミノキシジルの育毛効果や副作用とは?むくみとその他の副作用も解説
ミノキシジルは、塗る回数や量を増やしても効果は変わりません。用法用量を超えて使用すると副作用の発生リスクが高まるため、指示された回数や使用量を守って使うようにしてください。
なお、通常は1日2回、1回1mLを脱毛範囲全体に塗布します。
ミノキシジルはAGA(男性型脱毛症)に対する発毛効果が認められた治療薬です。 ミノキシジルの塗り薬は一般医薬品.
ミノキシジル内服薬は、肝臓で代謝される治療薬であるため肝臓に負担がかかります。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれており、何か異常が起きたとしても自覚症状はほとんどないのが特徴です。肝機能障害の副作用は極めて稀であると考えられていますが、重篤化すると肝不全を引き起こす危険性もあります。服用にあたって定期的な血液検査を行い、肝臓の状態を確認することが大切です。
ミノキシジル注射は、発毛に効果があるミノキシジルや成長因子を含んだカクテルを頭皮に直接注入する、病院で行うAGA治療です。
ミノキシジルを使い始めてしばらくすると、一時的に抜け毛が増えることがあります。これは「初期脱毛」と呼ばれる症状です。ミノキシジルによる初期脱毛は、頭皮に残っていた古い毛が新しい毛に押し出されて抜け落ちるために起きると考えられています。
ミノキシジルの初期脱毛は、治療開始から1~2ヵ月の間によく見られます。抜け毛が増えても症状が急に進行したわけではないため、心配はありません。
なお、初期脱毛は育毛剤や発毛剤を使用してもおさえられません。また、初期脱毛がほとんどあらわれない人もいます。初期脱毛の有無と治療効果は相関しませんので、あまり気にしなくても大丈夫です。
ミノキシジルは頭頂部には効果がない? 発毛効果のミノキシジルと脱毛を防ぐ薬との併用で頭頂部
血管の拡張作用があるため、低血圧の方や降圧剤を使用されている方が服用すると、必要以上に血圧が下がり危険なことがあります。使用前に必ず医師までご相談ください。また、心臓に既往歴のある方は服用できません。
ミノキシジル注射の効果や副作用 | 内服と外服の違いについても解説
ミノキシジルの塗り薬・外用薬には、上記のような副作用が挙げられます。頭皮に直接塗布するため、かぶれやかゆみなどが生じる場合があります。副作用の症状があまりにも長く続く場合や、ご不安な方は、医師にご相談ください。
AGAの治療薬はどれがいい?ミノキシジルの副作用や効果ついて解説
ミノキシジルは早い段階から脱毛に対処でき、副作用リスクも低い利点がある一方で、抜け止まり効果が低い性質も持っています。
ミノキシジルの効果が思うようにでない可能性があります。気になる場合は、医療機関に相談しましょう。 まとめ
ミノキシジルは毛包の血管拡張作用で毛包細胞の代謝を高め、DHTから保護する役割があります。ミノキシジルがなくなることでDHTの増加による毛包の脱毛期への移行が再開されます。
ミノキシジルの効果が出るまでの期間と副作用で治療を中断する期間
男性の前頭部・生え際の薄毛は、男性ホルモンの影響によるところが大きく、ミノキシジルタブレットの服用で血流を改善するだけでは、充分な効果は得られません。
薄毛の原因となる男性ホルモンを抑制するAGA治療薬 や と併用することで、治療の相乗効果が期待できます。
ミノキシジル外用薬の効果と副作用 リアップや内服薬との違いも解説
なおミノキシジルは、プロペシアやザガーロなどの飲み薬と併用することでより高い効果が期待されます。市販薬のみで効果不十分の場合は、一度AGA治療専門の医療機関に相談してみてください。