クラバモックス小児用配合ドライシロップ(成分名:クラブラン酸カリウムCVA&アモキシシリン ..
『オーグメンチン(一般名:アモキシシリン + クラブラン酸」)』と『サワシリン(一般名:アモキシシリン)』は、どちらも細菌を退治する抗生物質です。
現在、供給が十分でないアモキシシリン/クラブラン酸(オーグメンチン®)、アモキシシリンに加え、代替薬として使用していた第一世代のセファロ.
『オーグメンチン』は、『サワシリン』が効かない耐性菌にも効くように「クラブラン酸」を配合した薬です。この「クラブラン酸」は、耐性菌が作る「薬を分解してしまう酵素」を無力化する薬です。
そのため『オーグメンチン』も『サワシリン』も、薬としての本体は「アモキシシリン」で同じ薬です。こともあります。
『オーグメンチン』は、「アモキシシリン」に「クラブラン酸」を配合することで、「アモキシシリン」だけでは十分に効かない耐性菌にも効果が得られるようになっています1)。
抗生物質でクラブラン酸とアモキシシリンの合剤、オーグメンチンの小児用です。 水に分散させて服用します。 小麦粉のようで粒子は細いのです。
『オーグメンチン』は、「クラブラン酸」と「アモキシシリン」が1:2の比率で配合されています。これは、「アモキシシリン」が同じ量であれば、配合比率が1:2の時に最も抗菌力が高くなるからです2,3)。
「オグサワ処方」って聞いたことあるでしょうか?
オーグメンチンとサワシリンを併用する処方の略称です。
クラブラン酸/アモキシシリン clavulanic acid/amoxicillinオーグメンチン クラバモックス ..
しかし、『オーグメンチン』は125SSを8錠、250RSを4錠(「アモキシシリン」1,000mg)までしか保険適用がありません1)。またそれ以上に増やすと「クラブラン酸」の量も過剰になり、副作用のリスクも高まってしまいます。
そのため、という方法がとられることがあります5)。
オーグメンチンSR配合錠250にはアモキシシリン250mgとクラブラン酸125mgが2対1の割合で配合されています。
アモキシシリン/クラブラン酸は、β-ラクタマーゼ阻害剤配合ペニシリン系抗菌薬で、本邦で
1. 『オーグメンチン』と『サワシリン』は、どちらも抗生物質「アモキシシリン」の薬
2. 『オーグメンチン』には、「クラブラン酸」が配合されているため、一部の耐性菌にも効果がある
3. 「アモキシシリン」と「クラブラン酸」の比率を調節するために、併用することもある
◆有効成分
オーグメンチン:アモキシシリン + クラブラン酸
サワシリン:アモキシシリン
『アモキシシリン・クラブラン酸』と『セフジトレンピボキシル』というお ..
◆など消化器系の副作用の頻度
オーグメンチン:0.1~5%未満
サワシリン:0.1~5%未満
ちなみに『クラバモックス』はこんな感じの包装で、中身は白い粉薬です。
小児の感染症の主な原因となる肺炎球菌やインフルエンザ菌などに対しては、1:2と1:14で抗菌力に違いはないことが報告されています7)。
また「クラブラン酸」の量が増えると副作用も多くなること2)から、小児用の『クラバモックス』では少ない配合量で設計されています。
アモキシシリンで治療がうまくいかない場合は、アモキシシリン ..
「アモキシシリン」と「クラブラン酸」の配合剤である『オーグメンチン』や『クラバモックス』は、歯科領域でも使うことができるようになりました8)。
クラバモックス小児用配合ドライシロップは、β-ラクタマーゼ阻害剤である ..
アモキシシリンを増やす目的でオーグメンチンを増量すると、クラブラン酸の量も増え、下痢や吐き気などの消化器症状の副作用がでやすくなる可能性があります。
オーグメンチンはアモキシシリンとクラブラン酸のが2対1で配合されていますが、海外と比較するとクラブラン酸の割合が多いといわれています。
[PDF] アモキシシリン水和物 小児感染症に対する最大投与量の変更
【使用方法】
犬:体重1kgあたり12.5㎎(力価)(アモキシシリン水和物として10㎎(力価)、クラブラン酸カリウムとして2.5㎎(力価))を1日2回7日間、経口投与する。
猫:体重1kgあたり12.5㎎(力価)(アモキシシリン水和物として10㎎(力価)、クラブラン酸カリウムとして2.5㎎(力価))を1日2回7日間、経口投与する。7日間後、動物の症状を観察した上で追加投与が必要と判断された場合は、投与開始から14日を上限として適切な期間投与する。
【使用上の注意】
1.守らなければならないこと
・本剤は、要指示医薬品であるので獣医師等の処方箋・指示により使用すること。
・本剤は、効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。
・本剤は、定められた用法・用量・使用期間を遵守すること。
・スナネズミ、モルモット、ハムスター、ウサギ、チンチラ及びその他の草食動物に投与されることが無いように注意すること。
・使用上の注意を守り、本剤を取り扱うこと。
・本剤の成分又はペニシリン系薬及びセファロスポリン系薬に対する過敏症を有している人は、手袋を用いるなど直接の接触を避けること。皮疹等の過敏症状が生じた場合には、直ちに医師の診察をうけること。
・食品と区別し、小児の手の届かないところに保管すること。
・本剤の保管は、直射日光、高温及び多湿を避けること。
・本剤は必要時までブリスター包装のまま保管し、ブリスターは外箱に入れて保管すること。また、ブリスターを開封した場合には、16 時間以内に使用すること。
2.使用に際して気をつけること
・本剤を誤って飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察をうけること。
・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。
・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。
・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。
・歯周病の犬に対し、ブラッシング等歯肉縁上のプラークコントロールを行うことが望ましい。
①禁忌
・本剤の成分又はペニシリン系薬に対し、過敏症の既往歴のある犬、猫には投与しないこと。
②対象動物の使用制限等
・本剤は、体重2.0 kg 未満の犬又は猫に対し安全性は確認されていないことから、投与は避けること。
③重要な基本的事項
・本剤は、正確な用量を投与するため、できる限り正確に体重を測定し、過少量投与を避けること。
・投与早見表に記載の体重未満の犬又は猫に対しては、過量投与になることから使用しないこと。
・本剤は、妊娠又は授乳中の犬及び猫における安全性が確立されていないため、妊娠中、授乳中及び繁殖用の犬及び猫には使用しないこと。
・有効菌種であっても菌種や薬剤耐性の有無により本剤の感受性は異なる。本剤が無効な場合には他の薬剤を使用すること。
・本剤の使用に当たっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則としてβ-ラクタマーゼ産生のアモキシシリン耐性菌であることを確認し、適応症の治療上必要な最小限の期間の投与に止めること。
・本剤の有効成分であるクラブラン酸は、β-ラクタマーゼ阻害薬であり、その他の機構(ペニシリン結合蛋白質の変異等)による耐性化機構に対しては有効性が期待できない。メチシリン耐性ブドウ球菌属(MRS)で本剤に対する感受性菌は0%であったという文献報告がなされている。
④相互作用
・本剤の抗菌活性は、静菌活性を示す成分(マクロライド系薬、テトラサイクリン系薬、スルホンアミド系薬、クロラムフェニコール系薬など)との同時使用により減弱する可能性があることから、併用を避けること。
⑤過量投与
・本剤は、過量投与により軟便・下痢・嘔吐がみられる可能性がある。
⑥副作用
・本剤の使用により、血中ヘモグロビン量の上昇又はときに低下がみられることがある。
・本剤の使用により、10%以上の頻度で消化器症状(軟便・下痢・嘔吐)が認められている。消化器症状が認められた場合には、投与量を減じることで軽減できることがある。
・本剤の使用により、一過性の摂餌量あるいは体重の減少がみられることがある。
・本剤の使用により、ときにAST 又はALT の上昇がみられることがある。
・本剤の使用により、猫で血中尿素窒素の上昇がみられることがある。
・本剤の使用により、猫でコレステロール値の低下がみられることがある。
アモキシシリン水和物・クラブラン酸カリウムシロップ用 · 6139100R1036 · 液剤・(636.5mg)1g · 114.30円.
『オーグメンチン』はβ-ラクタマーゼ阻害剤の「クラブラン酸」と抗菌薬の「アモキシシリン」が1:2の比率で配合されているが、同じ配合剤の小児用『クラバモックス』の配合比率は何対何か。
基本的に、下の構造のRの部分の違いでその性質が変わる。 ペニシリン系の ..
一方で、インフルエンザ桿菌は中耳炎の15~30%の頻度ですが、日本ではインフルエンザ桿菌が増えていることから、アモキシシリンで治療がうまくいかない場合は、アモキシシリン・クラブラン酸(クラバモックス®)で対応ができると考えます。
重症度にもよりますが第一選択は経口ペニシリンの一種のアモキシシリン(AMPC ..
4歳以下の乳幼児の肺炎は主にウイルス性が占めており、細菌性は10%程度です。細菌としてはなどが原因となります。近年アメリカの小児科学会の提言によると「適切に予防接種が実施され、合併症のない小児の市中肺炎にはアンピシリンより広域な抗菌薬を使用すべきではない」と述べられています。予防接種により肺炎球菌やインフルエンザ菌による重症感染症はほとんど経験することがなくなりました。そういった点でも、外来ではアモキシシリン以上の抗菌薬を選択する意味はないように考えます。