AGAや薄毛に対し、なぜプロペシアが効果的なのか解説していきます。


女性が男性と同じように社会で活躍するようになって、日本でもすでに半世紀となりました。
それに伴い、それまでは殆どなかった女性の薄毛が目立つようになりました。
以前は、女性の薄毛といえば、出産後の消耗性疲労によるものや、更年期以降の女性にたま~に見られる位で、むしろ「あれっ?!薄いなこの方・・・」という頻度でしたが、最近は、男性のように、頭のてっぺんの地肌が見える方、もう珍しくはありません。
実は、女性の体にも男性ホルモンはあるのです。
当院は、更年期治療にも力を入れておりますが、40代を過ぎたころから卵巣から分泌される女性ホルモンの量はどんどん減っていきます。
それに伴い、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れることが原因で女性にも男性と同じような脱毛が生じることが分かっています。
但し、女性の場合は、男性のAGAのように特定の部分だけがはげる、というよりも、髪の毛全体が薄くなる、所謂、が多いようです。
FAGA(男性型脱毛症)を発症した場合、が入ってしまった毛根は、髪へ栄養を届けるための血管が次第に収縮していき、頭皮の血行が悪化することにより髪への栄養補給能力が弱まります。
その結果、毛母細胞は死滅し、一旦、失った髪は長く休止期に入り、数年を過ぎた頃より退行してしまいます。


フィナステリド(プロペシア)の単独治療のメリット・デメリットについて説明します。

治療を始める前に、フィナステリドの使用で僅かでも副作用の可能性があることをお伝えし、「薄毛が解消する、髪が増える」というメリットと、「副作用やポストフィナステリドシンドローム(PFS)が起こるかもしれない」というデメリットをよく比較していただくようにしています。
また、次のような方は特に「精神的要因」が強くなりやすいため、服用はおすすめしていません。

フィナステリドによるAGA治療は、基本的には効果も安全性も高い治療です。しかし、実際にポストフィナステリドシンドローム(PFS)が報告されていることや、精神的要因が原因の一つである可能性が大きいことから、Dクリニックではリスクを最小限にするためのカウンセリングや治療を行っています。

フィナステリドを服用した際に、起こりうる副作用は以下の通りです。

AGA治療はしたいけれど、とにかく副作用を起こしたくない!という方には、ミノキシジル発毛剤での治療をおすすめしています。ミノキシジルは、フィナステリドとは全く違う作用機序をもつ薬剤であるため、同じような副作用が出ることはありません。

プロペシアの処方は、保険が適用されません。AGA治療は審美的な治療となるため、保険が適用されないのです。あらかじめご了承ください。

ザガーロ(デュタステリド)・ミノキシジルといったAGA治療薬との違いはなんですか?

プロペシアの0.2mgと1mgは、含まれている有効成分の量が異なります。1mgのほうがより効果が高いと考えられており、0.2mgと価格の差がないため、基本的には1mgのプロペシアを処方するクリニックがほとんどです。

フィナステリドで治療を行う際には、発毛効果と同時に副作用を抑える投薬治療を行います。

フィナステリドを服用しても抜け毛が止まらないのですがなぜですか?

症例は報告されているものの、ポストフィナステリドシンドローム(PFS)の原因そのものはまだ明らかになっておらず、有効な治療方法も見つかっていません。ただ、今日までの研究により、現在いくつかの説が浮かび上がってきています。
1つめは、ネガティブフィードバックによる、テストステロンの生成量減少から起こる?という説です。フィナステリドは、5aリダクターゼという酵素の働きを阻害することで、体内にある男性ホルモンのテストステロンが、AGAの原因となるジヒドロテストステロンに変換されるのを抑制する薬です。
フィナステリドを投与すると、テストステロンは変換されないため一時的に体内濃度が上昇します。すると体内恒常性を保つために、体はテストステロンの生成を抑制するようになります(ネガティブフィードバック)。この状態が続くと、テストステロン生成に関わる脳の命令伝達機能や器官(睾丸など)が衰え、薬の投与がなくなっても、テストステロンの体内生成量が元に戻らないことから、副作用が続くのではないか?というのが説の概要です。
しかし、この説に関しては疑問が残ります。なぜなら、同じような作用機序をもつ別の薬では、このような症状が起こっていないからです。例えば、前立腺がんや前立腺肥大症を治療する「アンドロゲン受容拮抗薬」は、テストステロンを受容体と結合させない働きがあるため、フィナステリドと同様、服薬中はテストステロンの体内濃度が上昇します。するとネガティブフィードバックにより、投薬中止後に同じような症状が現れてもおかしくないはずなのですが、そのような症例報告はありません。
2つめは、うつなどの精神障害が残るのは、神経ステロイドの生成量減少が原因?とする説です。
フィナステリドを投与すると、ジヒドロテストステロンの産生が減少するため、代謝物として一緒につくられる神経ステロイド「アンドロステンジオール」の生成も減少します。また、他の神経ステロイド「アロプレグナノロン」や「テトラヒドロデオキシコルチコステロン」の生成も減少します。神経ステロイドには精神を安定させる効果があり、量が減ることで気力の減退や抑うつ症状が出ることがあることが知られています。投与中止後も、神経ステロイドの生産量が増えずに精神障害が続くのではないか、というのです。
そして3つめは、患者さんの精神的な要因が症状の原因になっている?とする説です。
2019年に発表されたスイスの皮膚科・毛髪疾患センターの医師らによる論文(※2)によると、フィナステリドの副作用の可能性について通知を受けた患者さんの間で、重要なノセボ効果(反偽薬効果/成分を含まない薬であるのに、フィナステリドを服用したような副作用や有害作用が現れること)が認められたこと、また、元からメンタルヘルス障害や抑うつ症状を抱えている方はポストフィナステリドシンドローム(PFS)のリスクが高くなる傾向があること、そして「ポストフィナステリドシンドローム(PFS)は体調に不調が現れるタイプの妄想性障害である可能性が高い」ことを述べています。これは言い換えれば、精神的要因が身体的症状を生み出しているかもしれない、ということです。
2や3の説の裏付けにはさらなる研究が待たれますが、ポストフィナステリドシンドローム(PFS)が精神的要因と結びついている可能性は、決して少なくないように思われます。

ポストフィナステリドシンドローム(PFS)とは、「フィナステリド成分を含む男性型脱毛症(AGA)治療薬の内服によって起こった副作用が、服薬中止後もそのまま継続している」という状態の総称です。
フィナステリドは、もともと前立腺肥大症の治療薬として開発されましたが、その発毛効果から、現在はAGAの治療薬としても使われています。投薬患者の98%に症状の改善(薄毛進行予防)が見られるという高い効果によって、世界中で最も多く使用されるようになりました。
フィナステリドの服用で、僅少ながら副作用の出る可能性があることは以前から知られています。日本で認可を受けている米国MSD社の長期投与による臨床試験では、48週間の服用で1.1%、96週間の服用で1.6%の被験対象者に、リビドー減退(性欲減退)、勃起機能不全(ED)、精液量減少などの副作用が発現したことが報告されました。また、頻度は不明ですが、肝機能障害、抑うつ症状、乳房圧痛・肥大などの副作用があったことも報告されています。
殆どの方が副作用を経験することなくフィナステリドでの治療を続けていますが、副作用が見られた場合、有効なのは投薬の中止です。フィナステリド成分が体から排出されてしまえば、症状は消失するからです。
しかし、2011年にアメリカ・ジョージワシントン大学の医師らの論文によって、「投薬中止後も、性機能の低下や、抑うつのような精神障害が持続している」という71名の症例が報告され(※1)、以降も症例報告が続いたことから、一躍問題視されるようになりました。
2012年には、アメリカで患者の治療支援などを行う、ポストフィナステリド症候群財団(PFS財団)が設立。また、日本でも厚生労働省の通達により、MSD社の「プロペシア錠」と、沢井製薬のジェネリック医薬品「フィナステリド錠」が、添付文書に「投与中止後も持続したとの報告がある」という一文を追加し、使用における注意喚起を促しています。


フィナステリド単独治療の主なメリットは、治療の簡便性にあります。1日1錠の服用で、AGAの進行を抑制することができます。

プロペシアは、AGA発祥の原因である「5αリダクターゼⅡ型」に作用します。そのため、患者様の頭部に「5αリダクターゼⅠ型」が多い場合は、プロペシアの効果はほとんど期待できないでしょう。その場合には、5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型どちらにも効果が期待できる、ザガーロを処方することがあります。なお、プロペシアは効果を感じるまでに3ヶ月〜半年ほどかかるため、最低でもその期間はプロペシアを使用し、その後効果がみられなければ、医師と相談の上、治療薬の変更等を進めていきます。

【薄毛/AGA治療】フィナステリドの真実を解説します。 | 美容コラム

当院の診察はオンライン診療または対面診療のどちらもご利用いただけます。オンラインであれば通院時に人の目を気にする必要がなく、通院時間や交通費などもかからないため患者様の負担を軽減することが可能です。治療に必要な血液検査も自宅で行えるため、対面診療と変わらないクオリティで治療をお受けいただけます。なお、オンライン診療と対面診療はいつでも切り替えできるため、時間がなくて自宅で診察を受けたい場合にはオンライン、医師と会って話がしたい場合は対面など、患者様のライフスタイルに合わせて診察方法をお選びください。

【AGA治療薬】プロペシア(フィナステリド)とは?効果や副作用

当院のAGA治療は「発毛+抜け毛抑制治療」と「抜け毛抑治療」の2種類あります。また、「発毛治療」には、処方薬の種類によって2種類のプランを用意しており、患者様の目的やご希望に合わせて治療方法をお選びいただけます。

AGA治療|むこうがおかクリニック|川崎市多摩区登戸|土日も診療

プロペシアの1日服用量の上限は1mgです。それ以上増量しても発毛効果の増強は期待できませんので、自己判断で服用量を増やさないようにしてください。

フィナステリド(プロペシア)の効果はいつから? 副作用まで医師が解説

その効果と安全性で、多くの治療実績を積み重ねてきたAGA(男性型脱毛症)治療薬、フィナステリド(プロペシア)。しかし近年、「フィナステリドの服用をやめても、副作用が続く人がいる」という研究報告から、一連の症状が「ポストフィナステリドシンドローム(PFS)」として注目を集めるようになりました。これからAGA治療を考える方にとって、大きな不安の一つとなりそうなポストフィナステリドシンドローム(PFS)ですが、その原因は何なのでしょうか? フィナステリドによるAGA治療を安心して進めるための方法と合わせて考察を試みました。

フィナステリド錠:男性型脱毛症(AGA)治療薬の診察料ならびに薬剤費 ..

プロペシアには、特に注意するべき飲みあわせはありません。ただし、アルコールと同時に摂取することで、肝臓に大きな負担がかかってしまうため、飲酒時に服用するのは避けましょう。日常的にアルコールを摂取される方は、プロペシアを朝や昼に服用するようにしてください。

フィナステリドの効果と服用のポイント|AGA治療薬の特徴を解説

プロペシア錠は安全性の高い治療薬として評価されていますが、臨床試験では、服用による副作用がいくつか報告されています。具体的には、被験者全体の1.1%に性欲減退、0.7%に勃起機能不全の症状がありました。また、プロペシア錠の使用成績調査では、全体の0.2%に性欲減退、同じく0.2%に肝機能障害が見られました。そのほか、稀な症状としてうつや気力の低下なども一部報告されています。発生頻度としては低いため過敏になることはありませんが、少しでも異常を感じたらすぐに医師に相談しましょう。
Dクリニックの治療は、副作用の発現リスクを最小限に抑えられるよう考慮しながら、発毛効果を最大限に引き出します。
副作用が出現した場合は、副作用サポートの治療も用意してあります。

AGA治療(プロペシア効果)|船橋市のはせがわ内科外科クリニック

僅かではありますが、リビドー減退(性欲減退)や勃起機能不全(ED)、肝機能障害などの副作用が報告されています。

AGA治療薬のフィナステリドってどんな薬?皮膚科医が解説します。

・医療脱毛
・HIFU(ハイフ)
・AGA(男性型脱毛症)治療

・ED(勃起障害)治療
・HYDRA GENTLE(ハイドラジェントル)
・エレクトロポレーション

AGA治療薬(発毛治療・脱毛抑制剤)のプロペシア(フィナステリド)とザガーロ(デュタステリド) ..

飲み忘れた場合は、気が付いた時点でその日の分を服用してください。2回分を飲む必要はありません。
なお、プロペシアは1日のどのタイミングでも服用できます。飲み忘れを防ぐために、毎日同じタイミングで服用することをおすすめします。

フィナステリド(Finasteride)は、男性型脱毛症(AGA)や前立腺肥大症(BPH)の治療に使用される薬物です。 開発の背景:

AGA治療薬の中でも、高い効果をあげているのがミノキシジル外用薬。血流の改善や髪の毛の細胞の分裂・増殖を促進する効果が期待できます。プロペシアと全く違うメカニズムで発毛を促進するため、併用しても過剰治療になることはありません。体の中と外(頭皮)に同時にアプローチすることで、より効果的にAGA治療を行うことが可能です。個人差はありますが、こちらも治療開始から6か月ほどで効果を実感できます。
髪の毛が生えるサイクルを整えると同時に、健康な髪をつくる栄養を摂ることも大切です。髪の主原料となるたんぱく質は動物性(肉、魚)と植物性(豆)をバランスよく摂り、髪質を守る亜鉛や鉄分、メラニン色素の合成に欠かせない銅などのミネラル類、そしてビタミンB群やビオチンといったビタミン類も不足しないように摂りましょう。また、より効果的なAGA治療を行うためには、自分の体が健康であることが第一。バランスのよい食生活を心がけることで発毛が促進され、生えてくる髪も丈夫になります。

プロペシアはオルガノン株式会社が製造販売するAGA(男性型脱毛症)の治療薬です。医師による処方箋が必要で服用方法は1日1回1錠、毎日服用。

プロペシア(フィナステリド)は、AGAの原因となる男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制するAGA治療薬の一種です。重篤な副作用の発現率が低く安全性の高い医薬品といえます。本記事では、プロペシア(フィナステリド)の特徴や効果、どのような副作用があるか、ジェネリック医薬品(後発医薬品)との違いなどを解説します。

ジヒドロテストステロンという男性ホルモンが毛根に作用して起こる薄毛をAGAと言います。ミノキシジルやフィナステリドの内服が最も効果的です。

ジェネリック医薬品は価格が安いため、「効果が薄いのではないか?」と勘違いしてしまう人もいると思います。