ED薬(バイアグラ・レビトラ・シアリス)が効かない…原因と対策
油物を食べた後にPDE5阻害薬を内服すると吸収が悪く効果が不十分な場合があります。通常の食事では、バイアグラよりレビトラ(※)の方が影響を受けにくいとされています。また、シアリスは食事の影響がないとされています。しかし、効果が不十分の場合は、空腹時に内服します。患者さんによっては、時間が延長されても、食前に内服するほうが効果を発揮することがあります。
(※)レビトラは現在製造を中止されています。
シアリス錠20mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
いずれも副作用に重篤なものはありませんが、ほてり、頭痛、動悸などが気になり性的興奮を抑制して効果が現れない場合があります。副作用が気になる場合は、用量の減量や別のPDE5阻害薬に変更してみるのもよいでしょう。
ED治療薬で食事を食べた直後に内服すると影響がでる場合があります(表3-1)。バイアグラの場合、普通の食事をした場合でも薬剤の吸収が遅れ効果が低下することがあります。シアリスでは、食事の影響がないと報告されています。
シアリスは日本で2007年にバイアグラ、レビトラに次いで3番目に国内承認され発売された代表的なED治療薬で、主成分は「タダラフィル」です。
PDE type5阻害薬を内服すれば自然に性欲が高まり勃起すると勘違いしている患者さんがたくさんいて、薬の効果がないと訴えることがあります。
薬は性欲を高めず性的刺激がないとまったく効果を現さないことを理解してください。特に性的刺激については性的空想、視覚的性刺激だけでは不十分な場合も多く、陰茎の直接刺激が必要です。
パートナーがいるところで性的刺激に集中できない場合は、マスターベーション時に使用し効果を確認する方法があります。
内服のタイミングは、性行為の1時間前とされています。内服直後や2時間以上後では効果が見られない患者さんがいます。また、人によっては2時間以上で効果がある場合があります。
自分にあった時間を確認するため何度か使用してみてください。また、シアリスの場合は飲むタイミングをあまり気にしないですみます。
知名度と安心感で選ぶならバイアグラ、効果発現の早さと強さならレビトラ20mg、長時間の作用と自然な効果ならシアリス20mgがおすすめです。
米国泌尿器科学会(1996年)のEDの定義は「満足のいく性行為に十分な勃起を達成できない、もしくは維持できないこと」ということですので、誰でもなる可能性があります。この状態が繰り返す方、中折れ気味のことが多くなった方、勃起硬度が弱くなったと感じる方などが勃起不全治療薬などで治療されています。
【ご参考】
〈シアリス®の製品概要〉
販売名 シアリス®錠5mg、10mg、20mg
効能・効果 勃起不全治療剤
成分・含量 タダラフィルとして5mg、10mg、20mg
薬価 薬価基準未収載
製造販売承認日 2007年7月31日
発売日 2007年9月12日
製造販売元 日本イーライリリー株式会社
発売元 日本新薬株式会社(2009年7月1日より)
前立腺癌、腎癌、膀胱癌など泌尿器系の癌が年々増えてきています。検査でPSA値が ..
ED治療薬とアルコールの相互作用はありませんが、たくさん飲酒した場合は効果が低下することがあります。これはEDでない人でもたくさん飲酒したときに性交に失敗する場合と同じことで、飲酒で大脳の性中枢の興奮が抑制されるためと考えられます。性的興奮が抑制されればED治療薬を飲んでいても飲んでいなくても、勃起するのは困難になります。(表3-1)
日本イーライリリーの代表執行役社長のアルフォンゾ G.ズルエッタは以下のように述べています。
「シアリス®は、世界ならびに日本でも多くの医療従事者、および患者さんから高い評価を受けている優れたED治療剤です。本剤を泌尿器科領域での実績がある日本新薬に販売を委託することで、シアリス®、および今後のPAH、BPHの適応症についても、その価値を日本で最大限に発揮できる最善の選択であると判断いたしました。製品の極大化ならびに満たされない医療ニーズに応えるべくパートナー提携することもリリーの戦略です。」
このライセンス契約によって、従来からの重点領域である泌尿器科における製品ラインナップが強化され、既存の泌尿器科疾患治療剤の売上との相乗効果も期待しています。また、PAHに関しては、日本新薬では現在臨床開発中の自社創製の医薬品NS-304を保有しており、同剤との相乗効果も期待できると考えます。
前立腺肥大と前立腺がんは異なる病気ですが、症状はほとんど同じです。頻尿 ..
日本で3番目に発売されたED治療薬です。
(ニセモノが多いので、正規の医師から購入してください。)
持続時間が、36時間と長いのが特徴です。内服後、約1時間で効果が始まります。その為、1度の内服で週末をカップルが自然な状況で過ごせます。不妊症の治療で、排卵日に男性があわてたり、あせらずに、自然に過ごせます。
食事の影響もありません。(過度な飲酒は、避けてください。)
性的興奮をうながす薬では無く、興奮してから勃起します。
ED治療薬:バイアグラ、レピトラ、シアリス、シルデナフィルの処方。AGA( ..
「シアリス®」は、勃起不全(ED)の経口治療剤で、勃起の達成を妨げる酵素を阻害することによって、勃起を維持しようとする男性の自然な能力を助けます。また、食事の摂取により効果が減弱することなく、服用後36時間にわたり勃起機能改善効果の継続が期待できます。
シアリスは、内服後36時間まで有効性が認められています。(バイアグラやレビトラ ..
EDで皆さんが悩まれるのは、勃起はするものの硬さやその持続時間が十分な状態でないために満足できる性交渉を行えないことだと考えております。
原因としては、心因性のEDが比較的多く、年齢が高くなるに従って動脈硬化や糖尿病などの影響によるものが増えてきます。
若い方では、妊活のプレッシャーでどうしてもうまくいかないなどの相談を受けることが多くありますし、50歳以上の方では、前立腺癌の手術が原因の方も多くいらっしゃいます。
当院では、悩みやその背景を聞いたうえで、数ある薬の中からその人にあったものを処方いたします。悩まれているようでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
・泌尿器がん検診( 腎臓がん 膀胱がん 前立腺がん(男性) )
なお、開発中の適応症とは、肺動脈性肺高血圧症(PAH)と、前立腺肥大症(BPH)に伴う排尿障害で、PAHの適応症については日本イーライリリーが昨年8月に国内で承認申請を行い、海外においても昨年承認申請しています。また、BPHに伴う排尿障害の適応症については国内外ともに第2相試験を実施中です。
国内でのタダラフィルのPAH承認後の販売は日本新薬が単独で行い、BPHについては日本新薬と日本イーライリリーの共同販売になる予定です。また、「シアリス®」、および今後承認予定の適応症の製品は、引き続きイーライリリー・アンド・カンパニーが製造し、日本新薬に供給します。なお、「シアリス®」ならびにタダラフィルの開発中の適応症の製造販売承認は日本イーライリリーが保有します。
シアリスと同じく⾷事の影響を受けにくいことも最強であると⾔われる理由 ..
日本新薬は、このたび日本イーライリリー株式会社(以下日本イーライリリー、本社:神戸市、社長:アルフォンゾ G・ズルエッタ)、およびイーライリリー・アンド・カンパニー(本社:米国インディアナ州、会長兼CEO:ジョン・レックライター)と、勃起不全(ED)治療剤「シアリス®」(一般名:タダラフィル)、ならびにタダラフィルの開発中の適応症に関するライセンス契約を締結しました。
「シアリス®」は、国内では2007年9月より日本イーライリリーが販売していますが、本契約により日本新薬が販売受託し、2009年7月1日以降は日本新薬が単独で販売することになります。
ED治療薬とがん予防。バイアグラやシアリス、レビトラなどのED治療なら渋谷三丁目クリニックへ!来院してすぐの院内処方でトータルサポート。
外国にてアルコールとタダラフィル(シアリス)との薬物相互作用を検証するために行われた試験では、シアリス10mgでも20mgでもアルコール血中濃度、タダラフィル血漿中濃度ともに相互に影響するようなことは無かった。しかし、高用量のアルコールとシアリスの服用で10mg、20mgともに「めまい」や「起立性低血圧」の発現が増加したとのことです。
これはアルコールの血管拡張作用とシアリスの血管拡張作用による相乗効果により降圧作用が増し、血圧低下によるものと考えられます。シアリス服用の際はお酒の飲み過ぎには注意が必要です。
PSAの値を見る血液検査で前立腺がんの診断ができますので、お気軽にお問い合わせください。 ED(勃起不全)
シアリスには性感染症を予防するような効果は一切ありませんのでご注意下さい。
バイアグラ,レビトラ,シアリスによるED治療薬ED処方-横浜市-中区
本剤は主に薬物代謝酵素CYP3A4により代謝される。肝障害患者では、本剤のクリアランスが低下する可能性がある。また、国内及び外国プラセボ対照された。したがって、重度の肝障害のある患者様に対する安全性が確立されていないため、禁忌となっています。
シアリスは性行為1時間前に飲み、36時間位効果が持続します。 効果は個人差が ..
65歳以上の患者さんやエリスロマイシン・シメチジン使用患者は、初回投与量が通常量の半分からです。それ以外でも少量から処方される患者さんでは、無効例が多く、少量の使用で無効だからPDE5阻害薬は効かないと判断するのは早いです。少量で無効、かつ副作用が気にならない程度なら通常量まで増量し再度試みます。
前立腺肥大症、前立腺炎、精巣静脈瘤などの泌尿器系の病気や、前立腺がん ..
外国での臨床試験及び市販後調査においてシアリスを含むPDE5阻害剤投与後に急激な聴力低下又は突発性難聴が報告されている。米食品医薬品局(FDA)が2007年10月と11月に2度、PDE5阻害剤が突発性難聴を誘発する可能性を示唆する報告をしています。日本国内での臨床試験においては1例だけ「耳鳴り」の報告があるのみで突発性難聴の報告はありません。
前立腺がん、膀胱がん、直腸がんなどの摘出術で、その周囲にある血管や神経 ..
外国での臨床試験と市販後調査では因果関係は明らかにはなっていないもののシアリス含むPDE5阻害剤服用による痙攣発作が稀に報告されています。日本国内での臨床試験や市販後調査ではシアリス含むPDE5阻害剤が痙攣発作を引き起こすような報告はされていません。
前立腺がんや前立腺肥大症などの外科的手術や脊椎損傷などで陰茎につながる ..
外国においてシアリスを含むPDE5阻害剤投与中に非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)の発現が報告されています。NAION(non-arteritic anterior ischemic optic neuropathy: 非動脈炎性前部虚血性視神経症)とは、中年以上の糖尿病や心臓疾患、高血圧の患者様に多くみられる痛みも無く急に片眼の視力低下や視野欠損となる視覚障害です。
日本国内での報告は無く、外国での具体的な報告例を挙げると「高コレステロール血症でアトルバスタチンカルシウム、アスピリン、葉酸を服用している67歳の建築家が初めてシアリスを服用したその2時間後に右目に視野欠損を自覚、しかし翌日の朝には解消。その後、5回使用して5回ともシアリス服用後に視野欠損があった」というもの。
2005年の時点で米国ではPDE5阻害剤投与中の視覚障害の症例報告はバイアグラで38件、シアリスで4件あることを米食品医薬品局(FDA)が発表し、バイアグラ・レビトラ・シアリスの3剤の添付文書にNAIONのリスクが高まるため突発的な視力低下や視野欠損等を自覚した場合は服用を中止し、直ちに医師に相談するようにという注意喚起が追記されました。
しかし、報告された患者様の多くは、もともとNAIONの危険因子[年齢(50歳以上)、糖尿病、高血圧、冠動脈障害、高脂血症、喫煙等]を有していることから未だにシアリスを含むPDE5阻害剤との因果関係ははっきりしていません。
外国においてNAIONを発症した45歳の男性を対象にした研究では「T:消失半減期」を5倍した時間内は、NIAON発症リスクが2倍となることが報告されています。シアリス20mgの場合は半減期が13.6時間なので、その5倍である68時間はリスクが高まるということです。
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2016年2月14日の日本抗加齢医学会講習会の「男性医療とアンチエイジング」(永井 敦・川崎医科大学泌尿器科)をまとめてみました。
男性ホルモンとして重要であるテストステロンのうち、遊離テストステロンが保険診療で測定可能です。
遊離テストステロン低値は、加齢・不健康な食生活(肉・揚げ物・ファストフード)に関連します。
低テストステロンと重大な心血管系疾患が相関し、また血中テストステロン値が低いと死亡率(全疾患)、心血管系疾患死亡率、癌死亡率が高いことが報告されています。
テストステロン低値患者にテストステロン補充療法を行うことにより死亡リスクが減少します。
なお、テストステロン補充療法は前立腺癌、睡眠時無呼吸症候群患者などでは禁忌となります。
下部尿路症状と低テストステロンは関連し、低テストステロン患者にテストステロンを補充すると排尿症状・蓄尿症状が改善し、残尿量も減少(メカニズムは動脈硬化改善・血流改善)します。なお3回以上の夜間頻尿の男性は早死にすることが報告されています。
70代日本人の71%がED(勃起障害)です。EDは種々のリスクファクター(高血圧、糖尿病、脂質異常、喫煙、肥満など)に加え低テストステロンが危険因子となります。
EDのリスクファクターの排除はアンチエイジングにつながります。EDは万病の元、あなどってはいけません。
ED治療薬であるPDE5阻害薬(バイアグラ・レビトラ・シアリス)のポテンシャルとして、骨盤虚血改善(⇒頻尿、排尿障害改善、前立腺肥大症改善)、記名力改善、血管内皮細胞リハビリ、テストステロン値上昇が挙げられます。
血中血管内皮細胞前駆細胞が低値であるほど有意に心血管イベントによる死亡率が高まりますが、タダラフィル(シアリス)投与により血中の血管内皮前駆細胞が増加し、また血流依存性血管拡張反応(FMD・血管年齢)が有意に改善します。
PDE5阻害薬で治療中のED患者には前立腺癌の発症率が少ないことが後ろ向き7年間の研究で証明されています。
PDE5阻害薬は前立腺の低酸素状態を改善させること、またPDE5阻害薬により頻回の射精をすることが低酸素状態を防ぐこと、これらにより前立腺癌の発症を抑える可能性があります。
動脈硬化/血管障害と前立腺肥大は関連があるとされ、射精(=前立腺の血流改善運動)は前立腺肥大症(癌)を抑制しアンチエイジングにつながります。週に2回以上セックスする人は心血管疾患発生率が少ないとされています。
ただし、男性は不倫により急性心筋梗塞の発症が増加すること、婚外性交が家庭内性交より急性心筋梗塞の発症が多いことが報告されていますのでご留意ください。