・コブラが新しい「3Dプリント」&「ヴィンテージ」パターシリーズを発売


どのモデルもミスヒットや入射角のズレに強いコブラのパターだが、『SUPERNOVA』は特に寛容性が高い


・コブラ「3Dプリント」パターシリーズは革新的な『3Dプリント構造』が特徴

「『SUPERNOVA』よりも軽快にストロークできる印象で、ブレード型から移行しやすいタイプのマレットです。特にバックスイングの引きやすさがあるので、アドレスで固まりやすい人に試してほしいですね。小ぶりな『AGERA RS』はさらに操作性が上がっている印象で、ショートスラントのモデルは、自然なフェース開閉が入りながら、ボールを打つことができます。どのヘッドも重心がいいところに設計されているので、インパクトでフェースが真っすぐ戻ってきてくれます」(南プロ)

さらに、南には『AGERA』のアームロックタイプも試してもらった。

「ショートパットが苦手な人にすごくおすすめです。グリップを前腕につけてロックするので自然に肩でクラブを上げていけます。また、強いハンドファーストの構えで、極端にロフトが立った状態で当たるアームロックのパターとコブラのフェーステクノロジーは相性が抜群にいいです。ロフト角の大きいフェース上部に当たって、最適な打ち出し角でコロがりの良いボールを打っていけます」(南プロ)

読んだライン上に、意図どおりの転がり
AI設計が加わって安定感がさらに向上

長尺モデルのBROOMSTICKと同様、オデッセイのアームロック式パターにも最新仕様のヘッドが採用され、「Ai-ONE CRUISER #7 ARM LOCKパター」として新発売されることとなりました。ボディは、通常よりもややサイズが大きく重量もある#7形状となっており、オフセンターも芯にしてしまう驚異のAI設計インサートを搭載。組み合わされた新開発のSTROKE LAB 140シャフトはすべてスチール製で、バット部を太めに設計したことにより、ストローク中の余計なトルクを軽減します。ここに、長さのあるグリップを前腕に固定する独特のスタイルが加わることで、グリーン上でのパフォーマンスはこれまで以上に安定。プレーヤーは一貫して、読んだライン上に思いどおりの転がりのボールを打っていくことができます。パター長さは、39インチの設定です。
2024年3月15日発売

それはパター市場において、どうしてコブラの存在感が増していないのかということ。

テクノロジーによるやさしさがあることで、今まで使ってこなかったヘッドタイプにも挑戦できるのがコブラの新パターのメリットだ

前腕にグリップを固定することで、アンカリングのような効果
2016年のアンカリング規制以降、それまで中尺パターなどを使用していたプレーヤーの助けとなりつづけているのが、アームロックスタイルのパターです。長めのグリップを左前腕に沿わせながら固定して握るため、アンカリングのような安定性、一貫性のあるストロークを期待できます。パターを飛球線方向に傾けた状態で構えることになるため、アームロック用のモデルでは、シャフトがヘッドに対して角度をつけて装着されており、ロフトも大きめとなっています。

まだコブラパターを試したことがなければ、それが変わる可能性は十分。

ブライソン・デシャンポーやアダム・スコットなど、プロ選手がこぞって使用するアームロックパター。

イントゥイションプロ 37インチは、ヘッド上部のカラーリングによって、正しい構え方や打ち方を確認できるアームロックパターです。側面のオレンジ線が見えなくなるように構え、中央の白線を意識して打てば自然と良いパッティングができます。

またアームロックパターとしては短めの37インチなので、長すぎないほうが良い方にもおすすめです。

コブラ COBRA KING 3D PRINTED AGERAアームロックパター クラブ. 0 1 2 3 4 4.12 (5件).

BROOMSTICK同様に、#7のヘッド形状にリニューアル
「AI-ONE #7 ARM LOCKパター」のヘッドは人気のツノ型である#7の形状となっており、ボディはAi-ONEパターと同様、ステンレススチール製で濃紺のPVD仕上げとなっています。フェースにはもちろん、芯を外してもボールスピードのロスを防いでくれるAI設計のインサート(樹脂+アルミ製)を採用。ソールには、ポリカーボネート製のウィンドウもあり、インサート裏側の複雑な形状を見ることができます。一般的なパターよりも長さがあるということで、ヘッド自体も通常の#7より大きく、重量も重くされており、ソールには15g×2のスクリューウェイトが配置されています。

コブラの最新パター『3D PRINTED PUTTER』と『VINTAGE PUTTER』は、アームロックタイプを含めるとトータル18モデルがラインナップされている。南は選び方のポイントについて、アドレスしたときの“顔”を一番大切にしてほしいと語る。

「自分に合ったパターを選ぶ上で、最も大切なのはヘッドの顔です。ターゲットに対して真っすぐ構えやすいことが大前提で、その次に振り心地や打感を考えると良いでしょう。顔の好みが合わないパターだと思わぬミスが出たりするからです。ただし、コブラの2シリーズは、どのモデルも高いレベルの寛容性が備わっています。あえて、今まで使ったことのない顔のモデルに挑戦してみるのもおすすめですよ」(南)

ここからは、ヘッド形状ごとの南のインプレッションを紹介していくので、自分に合ったモデル選びの参考にしてほしい。

安心感のある幅広ブレード『GRANDSPORT(グランスポーツ)』

1つ目は『3D PRINTED PUTTER』シリーズでラインナップされている『GRANDSPORT』。幅広でヘッド後方に突起のついた大きめのブレード型パターで、重心角35度のクランクネックとアームロックのモデルを選ぶことができる。


コブラゴルフ グランスポーツ アームロック 3D プリント パター

「パターではいろいろなミスが出ます。アマチュアゴルファーの多くはアウトサイド・インのカット軌道ですし、極端なハンドファーストでロフトを潰して打つ人もいます。そういった打ち方のエラーによって起こるミスの度合いが、フェースのテクノロジーと慣性モーメントの高さによって、かなり減ってくれるはずです。本番では1回しかボールを打てないわけですから、やっぱりミスを少なくしてくれるクラブを選んだ方が間違いなく有利です。コブラのパターはどちらのシリーズも真っすぐ構えやすく、キレイなコロがりが安定して出てくれますから、ラインに乗せやすいし、距離感も合ってきます。ぜひ、クラブに助けてもらって、パターをやさしくしてほしいですね」(南)

ヘッド形状ごとの特性を解説

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同じアームロック式であっても、製品が違えば使用感が大きく変わる場合があります。そのため、アームロックパターを選ぶには、インターネットのレビュー・評価も参考にするのがおすすめです。

レビュー・評価には、実際にパターを使った人にしかわからない感覚や結果が載っており、より自分に合った製品を選ぶうえでとても役立ちます。

KING® GRANDSPORTアームロックパターは、41インチの長さで設計されています。 ..


パターに悩んだら一度手にして欲しい逸品

最後に南は、「ゴルフを長くやるほど、ミスショットの嫌な感覚が体に染み付いています。特にパターは、プロであってもだんだんと感覚が悪くなって、距離も方向もあいづらくなっていきます。そんな感覚のズレを補ってくれるのはクラブで、コブラの『3D PRINTED PUTTER』と『VINTAGE PUTTER』は多くのゴルファーの助けになるはずです。アライメントが取りやすいし、何よりミスヒットへの強さが段違いです。自信を持って、おすすめできるシリーズですよ」とコメント。

“パット・イズ・マネー”という格言からも分かるように、パターはスコアメイクの鍵を握る重要なクラブ。もっとゴルフが上手くなりたい、ベストスコアを更新したいと願うゴルファーには、ぜひ革新的なテクノロジーを積んだコブラの最新パターを試してほしい。パッティングのイメージが大きく変わること間違いなしだ。

✦取材協力/高松グランドカントリークラブ
✦撮影・構成/田辺直喜

【即納!!】【デシャンボー使用ブランド】。SIK GOLF シックゴルフ Pro C-Series(プロ)パター 【中尺アームロック】

打点ブレへの強さと同時に南プロが感じたのは、ストローク中のヘッド軌道が安定することだ。

「ヘッドの慣性モーメントが相当高いのか、振っていて軌道がすごく安定します。しかも、インパクトでフェースが真っすぐ戻ってくるのです。過去の慣性モーメントが高いパターには、ダウンスイングでフェースが開きやすい傾向も見られたのですが、コブラのパターには、それが全くありません。とても不思議な感覚です。ヘッドの中心のいい位置に重心があるのでしょう。自然にヘッド軌道が良くなって、ストロークが安定してくれますよ」(南)

『3D PRINTED PUTTER』は、精密にデザインされたナイロン製のカートリッジを内蔵することで、圧倒的な高慣性モーメント化に成功している。同時にヘッド上部を軽量なカーボン製にして低重心化も図っているため、よりヘッド軌道が安定しやすくなっているのだ。

グランスポーツアームロック 3D Printed Putter

コブラが「3Dプリント」&「ヴィンテージ」パターを2024年に向けアップデートしたが、これについてはなにかしらの疑問を持たざるを得ない。

KING 3D PRINTED アゲーラ アームロック パター

ブランド認知の問題なのか、ツアーでの使用率の問題なのかは分からない。とはいえ、コブラがメジャーブランドくらいパターをラインナップしていることは確かなのだが。

PING i210アイアンとCOBRA 3D PRINTED GSアームロック パター。

コブラの最新パター2シリーズには、LA GOLFが特許を持つ「ディセンディング ロフト・テクノロジー」が搭載されている。フェース上部から下部にかけてロフト角が1度ずつ4段階に変化する構造で、どんな入射角でボールをとらえても、最適な打ち出し角が得られる。

【2024年】アームロックパターおすすめ7選|構え方・打ち方も!



そして特筆すべきはコブラが優れたパターを生み出しているということだ。3Dの「グランスポーツ35」は2022年『Most Wanted』のベストブレードに輝き、文字通り他の全メーカーのブレードパターよりも優れたパフォーマンスを発揮した。2023年は、連覇こそならなかったが、27モデル中、総合5位にライクインしたのだ。「グランスポーツ35」の成功は他のシリーズで再現されなかったが、この成功によりコブラの開発陣がパター作りに長けていることは伝わった。恐らく今回のリリースも、コブラの「3Dプリント」と「ヴィンテージ」パターが、よくある全指標の最前線に押し出すものとなるだろう。では、ここからはコブラパターのテクノロジーの要点をチェックし、今回のモデルがどのように進化しているのか見てみよう。

最近まで「3Dプリント」が一般的な製造技術ではなかったことは忘れがちだ。コブラが最初にHP社と提携して、初代「グランドスポーツ」の部品を3Dプリントしたことは画期的だった。限定リリースだったが、このパターは店舗で販売された初の3Dプリント部品を使用したモデルとなった。それ以来、3Dプリントはあらゆる製造業で一般的になった。昨今、大手ゴルフメーカーの大半が研究開発に「3Dプリント」を採用しているが、コブラだけがこのテクノロジーを繰り返し製品リリースに取り入れている。私の計算では、今回の新しい「3Dプリント」パターシリーズは、コブラが発表した「3D」シリーズの3代目。採用しているプリント材料とプリントの構造は変わったが、コブラがこのテクノロジーを採用する理由は変わっていない。「3Dプリント」にすることで、コブラが従来のテクノロジーでは実現できない可能性があるパター部品を製造することができるからだ。

新しいコブラパターの「ディセンディング ロフト テクノロジー=『DLT』」のラベルが、以前の「Sik」ではなく「LA GOLF」になっていることを不思議に思っている方もいるかも知れない。これは寝返ったわけではない。1年ほど前、「LA GOLF」は「Sik」を買収し彼らのフェーステクノロジーを取得。コブラは「Sik」ではなく「LA GOLF」の技術ライセンスを得ているというわけだ。

アームロックパターの導入を検討してみてください。 ※AmazonやGoogle ..

そして特筆すべきはコブラが優れたパターを生み出しているということだ。3Dの「グランスポーツ35」は2022年『Most Wanted』のベストブレードに輝き、文字通り他の全メーカーのブレードパターよりも優れたパフォーマンスを発揮した。2023年は、連覇こそならなかったが、27モデル中、総合5位にライクインしたのだ。

テーラーメイド TPコレクション ハイドロブラスト デルモンテ シングルベンド アームロック

コブラのパターは、フェース上部から4度、3度、2度、1度とロフト角が変化する「ディセンディング ロフト テクノロジー」を採用している

アームロックを採用することで、パッティングストローク中にシャフトの

「グランスポーツ35」の成功は他のシリーズで再現されなかったが、この成功によりコブラの開発陣がパター作りに長けていることは伝わった。恐らく今回のリリースも、コブラの「3Dプリント」と「ヴィンテージ」パターが、よくある全指標の最前線に押し出すものとなるだろう。