皮膚科でのイソトレチノインでも保険適用外となるため注意が必要です。
しかし、アメリカでは重度のニキビ治療に承認されており、治療ガイドライン上で標準の治療で改善がみられない場合にイソトレチノインの服用を推奨しています。
イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。
③ニキビ跡がすぐできてしまう方・ニキビができたらほぼ確実にニキビ跡になる方
そういう方はニキビ自体を1個も作るべきではないため、そういう方はイソトレチノインの適用になります。
④ニキビがあるせいで精神的に参ってしまい、仕事に行けない・学校に行けない・友達に会えない、という精神状態になっている
こういう方はいち早くニキビを治すことが優先されるため、イソトレチノインが適用です。
上記で解説したように、イソトレチノインは妊娠中の人は服用できません。
⑤体にニキビがたくさんある方
薬を体のニキビ全部に付ける、というのは労力的にほぼ不可能です。(手が届かない場所もありますよね)その場合も、早めにイソトレチノインを飲むべきというのが世界的な潮流です。
原因は明確になっていませんが、食べ物やストレスなどの体の内部環境、気温や紫外線などの外部環境、毛包虫(demodex folliculorum)などが関与しているといわれています。イソトレチノインは、皮膚下の毛を生成する毛包の環境を整えるため、酒さの原因菌とされる毛包虫を減らすことが可能です。
ため、イソトレチノインをご検討している方も気軽に服用開始できます。
また、イソトレチノインは皮脂の分泌を抑える作用もあるため、毛穴のつまりも解消できると言われています。
重度のニキビ患者に対して約5ヶ月に渡って1mg/kg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、90%の患者で炎症性ニキビの95%以上の減少が認められました。また、用量依存的に有効率が上昇(つまり、用量が多ければ多いほど有効率が上昇)したことも報告されています 4。
正しく服用しなければ、副作用も現れやすくなるため注意が必要です。
当院で治療を受けたほとんどの患者が、以前に抗生剤や塗り薬などの皮膚科治療をすでに受けており、改善が認められなかったことを考えると、イソトレチノインの効果は非常に高く、再発率が低い治療と言えます。
また、イソトレチノインは酒さにも効果的です。酒さは、赤ら顔や毛細血管の拡張、ニキビのようなぼつぼつが生じる皮膚疾患です。酒さでは毛細血管拡張や、鼻と頬、眉間など顔の中心部をメインに赤みが生じます。
イソトレチノインの副作用には、頭痛や吐き気などが見られる場合があります。
イソトレチノインは10mg~50mgと、1日量をかなり調整できる薬です。1日量が多ければそれだけ服用期間は短縮させられますが、副作用もその分起こりやすくなります。
イソトレチノインを服用すると、肝機能が低下することがあります。
②保険治療をやっても毎回毎回ニキビが繰り返しできてしまう方
保険治療で処方される抗生物質を長く飲んでいる・付けている場合、耐性菌が出る可能性が高くなるだけです。そういう方はイソトレチノインで繰り返しの循環を終わらせましょう。
イソトレチノインを服用すると精神疾患を引き起こす可能性があります。
米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。
鬱、精神病、胎児の催奇形性などの副作用も報告されています。
イソトレチノインを服用すると一時的にニキビが悪化する可能性があります。
イソトレチノイン(アクネトレント)には後述する注意点があるので最初からニキビ治療に使う飲み薬ではないですが、重症ニキビだけでなく、軽症〜中等症でも繰り返すニキビには処方することがあります。ほかの外用薬や内服薬で治らない場合はニキビ跡が目立つ前に、重症でなくても少ない量でイソトレチノインを内服するというのが世界的な治療の流れになっています。
そのため、イソトレチノインの服用は自己負担となることを理解しておきましょう。
また、飲み始めてから1ヶ月後には血液検査を行います。
これは副作用が出ていないかどうかを調べるためです。
血液検査の結果次第でイソトレチノインの影響があると判断された場合は、医師の判断で治療が中止となる可能性があります。
イソトレチノインには、副作用として催奇形性が報告されています。 女性は服用期間中とその後1か月間は、必ず避妊をしてください。
【諸外国における安全性に係る情報】
米国のFDA(食品医薬品局)など諸外国で承認されています。
胎児の催奇形性、鬱、精神病などの精神疾患の副作用も報告されています。
検索条件に合致する患者 1 名を得たが,未婚者であり,奇形児出
ただいきなりこの量を飲むと乾燥等の副作用が出すぎる可能性がある場合・副作用が出てしまった場合は、-5mg~-10mgした量がおすすめです。
例
イソトレチノインは、強力な催奇形性剤として知られています。イソトレチノインが処方される前に、妊娠は除外されるべきです。
おおしま皮膚科では、イソトレチノインを辞めるべきかどうかを、血液検査の結果を確認しながら慎重に判断しています。
飲むニキビ薬「イソトレチノイン」は怖い?副作用や服用時の注意点
ニキビの中でもぼこぼことした頬や顎のニキビは嚢胞性ざそうと呼ばれ、非常に治りにくいです。このタイプのニキビはイソトレチノインを使った治療が有効なケースが多いです。
[PDF] 自然流産は7回 を含む特徴ある奇形が報告された(Lammerら
イソトレチノインが日本で未認可なのは、ニキビは身体的に不調をきたす病気ではないことから、「疾病の治療目的」というよりは「美容目的」と解されることも多く、特にイソトレチノインのような催奇形性等の重篤な副作用がある薬は、認可されにくくなっていることがその理由です。
【ニキビ治療】イソトレチノインの内服を辞めた後の副作用について
イソトレチノインには、アクネ菌を殺菌する抗生物質も、男性ホルモンを抑えるホルモン剤も、炎症を沈めるステロイドも含まれていません。
妊娠に気づかず飲んでしまうと 催奇形性といって赤ちゃんが奇形になってしまう可能性が高まります。
その後、イソトレチノイン関連の胎児奇形の報告が相次ぎ、イソトレチノインの安易な使用に警鐘を鳴らしました。
ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin
長期で内服する場合は、高脂血症・白血球減少の副作用を認めることがあるため、4 – 6ヶ月ごとの血液検査が必要になります。
産のおそれは一応ないものの,今後とも避妊カウンセリング等を含め,追求監視の必要があ
上記のような副作用があるとされていますが、先述したように欧米ではメジャーな薬なので、必要以上の心配はいりません。
動物実験では、過酸化ベンゾイル(ベピオ)を大量に経口投与した場合に、出生児の体重減少および軽度異常児の発生率が増加した。 ..
イソトレチノインの作用は未知の部分が多くありますが、主に以下の3つが知られています。
ニキビの薬で9%の子どもに先天異常が?イソトレチノインの危険性
経口イソトレチノインには、皮脂腺を退縮させ、皮脂分泌を大きく減らす作用があります 7 20。この作用により、ニキビの原因菌であるアクネ菌は定着できなくなり、抗生物質よりもアクネ菌を減らすことができます 21。
妊娠中、授乳中、または1年以内に妊娠の予定がある方は内服はできません。 (7)レーザー脱毛、フラッシュ脱毛中の方
イソトレチノインは、難治性のニキビに使用される飲み薬です。
日本ではニキビの治療薬として承認されていません。