[PDF] アモキシシリン細粒20%の供給不足に伴う対応について
今回は「早期内服,早期帰宅治療」,「長期内服,長期在宅治療」をするために重要な知識,「簡易懸濁法による内服治療戦略」を考えます。
脱カプセルし多めの水で通常の簡易懸濁の条件で懸濁すれば、8Frのチューブ通過 ..
さらに急性疾患に伴う嚥下機能低下により,錠剤やカプセルが上手に嚥下できないなど,経口での抗菌薬摂取自体が難しく,短期的にNGチューブが必要な患者がいます。このような場合,簡易懸濁法が便利です。
は長期内服抗菌薬治療戦略の対象となる感染症と抗菌薬の投与方法を確認しました。点滴治療のように確実性が高いベストな治療ではありませんが,高齢者では内服抗菌薬による治療戦略のメリットを感じます。NEJM誌に「安定した感染性心内膜炎で10日以上の点滴治療から内服スイッチする治療の非劣性RCT」が報告されました。高齢者診療ではやむを得ずと,自分もすでに実践しており,同様に良好な印象です。ただし,前回紹介した抗菌薬の中でこの論文で使われているのはアモキシシリンですが,その投与量は4 g/日と倍量です。高齢者では腎機能が落ちていることが多く,2 g/日の使用で正常腎機能時の4 g/日相当の効果を示す場合がありますが,注意が必要です。
【薬剤】 サワシリンカプセル 【副作用名】急性汎発性発疹性膿疱症 ..
簡易懸濁法は,錠剤やカプセルを粉砕・開封せず温湯に入れ崩壊懸濁し,経管投与する方法です。高齢者で末梢ルートが取れない場合に役立ちます。表に簡易懸濁の可否と方法をまとめました。注意事項は,簡易懸濁する前に薬剤部に必ずご確認ください。特に,△は各施設の薬剤部判断となります。投与の場合もNGチュ